- どうせ自分なんて実力がないから・・・
- なんであいつの方が評価されるんだ!?・・・
このような悩みを解決する記事となっています。
今回は、ふろむだ氏の著書「人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている」の中の、成果を上げるための誰でも使えるズルい武器というものを取り上げます。
東進ハイスクールの塾講師、林修氏が「林先生の初耳学」という番組の中で、この著書について分かりやすく解説していたので、ご紹介したいと思います。
この記事を読むと、ずる賢く成果を上げるためのヒントを得られます。
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「勘違いさせる力」の正体
世の中には何をやっても成果が出せる人と実力があるのに成果が出せない人がいます。
これは周りの人を見ていると想像がつきますよね。
そして、何をやっても成果が出せる人になるためには「勘違いさせる力」というものがポイントになるそうです。
番組の中では、林修氏が「人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている」の本を取り上げて、「勘違いさせる力」をブッシュ大統領の例を挙げながら分かりやすく解説をしていました。
ブッシュ大統領の支持率は、9.11テロの際にテロ対策を行ったことでいっきに上がりました。
<ブッシュ大統領の支持率>
- テロ前:50% ⇒ テロ後:90%
そして、経済政策ではもともとそんなに支持をされていた大統領ではありませんでしたが、テロ対策の支持率が上がったら、同時に経済政策の支持率も上がりました。
<ブッシュ大統領の支持率(経済政策のみ)>
- テロ前:47% ⇒ テロ後:60%
テロ対策1つが優れていると「経済政策も良いのではないか?」という風に思われて、結果的には全体的に支持率が上がったという「からくり」だそうです。
この「経済政策も良いのではないか?」がまさに「勘違いさせる力」で、その正体は「錯覚資産」であると紹介されていました。
この錯覚資産は色々なところで見受けられ、芸能人が洋服ブランドをプロデュースしたら、「あの人みたいになりたい」という気持ちが普通の商品より魅力的にしているなんてことはよくある話だと思います。
「勘違いさせる力」を身につけるべき理由
勘違いさせる力(=錯覚資産)を身につけるべき理由は「ますます成果が出やすくなり、実力もついてくるから」だとしています。
それを仕事に置き換えて具体的に見ていきましょう。
- プレゼンが成功する(実力)
- プロジェクトが動き始めた(成果)
- あいつのプレゼンはいいね(錯覚資産)
- あいつの仕事は安心だ(環境)
- 何をやっても認めてくれる(成果)
といった具合に、一度実力を出してしまえば、後は実力に関係なく成果が出てしまうループ(3⇒4⇒5⇒3)ができてしまうと言うのです。
また、そのようにして良い環境になっていくことよって、人は成長しやすくなるので、それが実力、成果、錯覚資産につながるようなループ(4⇒1⇒2⇒3⇒4)もできてしまうとのことです。
「勘違いさせる力」を身につける方法
「なんであいつ自分より実力がないのに上手くいきやがって!」と感じたことはありますか?
そこに憤りを感じるのではなく、視点を変えて「その人の錯覚資産は何か?」と考えることが前向きな姿勢につながるということです。
また、本の中には数を打つことが大事だと書いてあり、錯覚資産が得られそうなものに挑戦して、成功するまで努力し続けなければなりません。
大きい成功ではなくても小さい成功を続けることで錯覚資産が生まれて、それがさらに成功に導いてくれるとのことです。
- お客様の心を掴むのが上手い
- 資料に綺麗にまとめるのが上手い
- クレーム処理が上手い
- etc…
まとめ
この記事では、勘違いさせる力について紹介しました。
本記事のまとめ
- 「勘違いさせる力」の正体:錯覚資産
- 「勘違いさせる力」を身につけるべき理由:成果が出やすくなり、実力もついてくるから
- 「勘違いさせる力」を身につける方法:①人の錯覚資産を見抜く、②数を打つこと
もしかしたら、タイトルだけ見ると「何か簡単な方法で人生が上手くいくのでは?」と思ったかもしれません。
でも「勘違いされる力=偽り」ではなく「勘違いされる力=成果を出したという事実」ということなのです。
結局は、努力を続けて実力をつけて、成果を出したという事実を重ねて、錯覚資産を得て、良い環境を作って、また成果を出していくことが必要で、やはり何事も努力が必要なのです。
ただ、色々な分野において大きな成功をしろというこということではなく、まずは自分の得意なことから小さな成功を重ねていけばいいのです。
さあ自分の得意なことを探していきましょう!
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