ー メーカー営業に関する記事一覧 ー
- メーカー営業の仕事内容
- メーカー営業に必要なスキル
- メーカー営業に向いてる人&向いてない人の特徴
- メーカー営業のやりがい
- メーカー営業の楽なところ
- メーカー営業のきついところ
- メーカー営業の残業
- メーカー営業の休み
- メーカー営業の年収
- メーカー営業が楽だと感じるポイントは?
- 逆にメーカー営業がきついと感じるポイントは?
- メーカー営業が楽だと感じる転職先の条件は?
このような悩みを解決できる記事となっています。
私自身は、商社で4年間勤めていた頃に、自社の商品を売るメーカーの役割、代理店をサポートする役割、他社の商品を売る商社の役割の3つを経験しています。
ここでは、これからメーカー営業を目指したいという方に向けて、同じ形態別に分類される代理店営業、商社営業と比較した場合の楽だと感じるポイントやそのための転職先ついてご紹介します。
メーカー営業は楽だと感じる人はいる?
メーカー営業は楽だと感じる人はいるのでしょうか。
yahoo知恵袋で「メーカー営業 楽」と検索してみると、以下のようなコメントがありました。
出典:yahoo知恵袋(コメント一部抜粋)
- (回答)営業は何をするにしても大変です。楽な営業は存在しません。
- (回答)転職のアドバイザーの方にメーカー、部品の営業はまだ楽だとすすめられました。
- (質問)メーカーと卸売りの営業、どっちが楽ですか? ⇒ (回答)両方経験してますが、絶対に「メーカー」です。
- (質問)大手メーカーの営業は中小企業の営業より楽ですか? ⇒ (回答)大手は大手の難しいところがあって、決して楽じゃないですよ。
- etc…
このように「楽な営業は存在しない」「部品の営業は楽」「卸売りよりはメーカーが楽」等、様々な意見がありました。
10年間3社で営業を経験している私の見解を言うと、「楽な営業というものは存在しないが、自分に合った営業を選択できていれば、楽と感じるポイントがある」ということです。
要は、日常生活においても自分が得意だったり好きなことは楽だと感じますよね?まさにその感覚です。

人それぞれ楽と感じるポイントは異なりますので、この記事でご紹介することはあくまで参考にして頂ければ幸いです。
メーカー営業が楽だと感じるポイント
ここからは私が実際にメーカー営業が楽だと感じたポイントについてご紹介していきます。
同じ形態別に分類される代理店営業、商社営業と比較した場合の「メーカー営業が楽だと感じるポイント」は以下の3つとなります。
- 提案に関わる調整は自社内の人が中心
- 取り扱う商品やサービス数が少ない
- 自分の手で成果を上げることができる
ポイント1:提案に関わる調整は自社内の人が中心
メーカー営業は「自社の商品やサービスを直接顧客に売る営業」なので、基本的に顧客に提供するものは自社の商品やサービスに限られます。
なので、提案する商品やサービスを検討するときは、自社内の人のみと調整することになり、いつも一緒にいる会社の人同士なので調整事は比較的楽に進められます。
一方、商社営業は「メーカーから商品やサービスを仕入れて顧客に売る営業」なので、自社内の人だけで完結することはなく、別の会社(=仕入先)の人との調整事になってきます。
また、案件規模が大きくなってくると、一社の仕入先だけではなく、複数社の仕入先と調整をすることもあるので、そうなるとより大変になるのです。
ポイント2:取り扱う商品やサービス数が少ない
先ほどもお伝えしたように、提供するものが自社の商品やサービスに限られるため、取り扱う商品やサービス数が少なくなります。
そうなると、勉強する商材も少なくなるため楽と言えるでしょう。
また、各商品部署が営業に向けて勉強会を開催してくれたり、マニュアルが充実していたりと、自社の商材であるがゆえに商材の知識を学ぶ環境は整っているのです。
一方、商社営業の場合は、取引のある仕入先の商材の分だけ知識を身につけなければなりません。

正直、仕入先の商材を学ぶモチベーションが湧きませんでした。
ポイント3:自分の手で成果を上げることができる
メーカー営業は、直接顧客に商品やサービスを売ることができます。
そのため、自分の頑張りが直接成果に反映されることが楽だと感じる人もいると思います。
一方、代理店営業は「自社の商品やサービスを売ってくれる代理店の開拓やサポートする営業」なので、自社の商品やサービスを代理店の人達が売れるようにサポートしていきます。
そのため、必ずしも自分の頑張りが直接成果に反映されるわけではなく、代理店の人達の頑張りにも依存してしまうところがあります。
メーカー営業が楽だと感じるだけではない
メーカー営業が楽だと感じる反面、いくつかきついところを感じることがあります。
そこで、私が実際に感じたメーカー営業ならではのきついところは以下の通りです。
- 関係部署との調整
- 商品やサービスの深い知識が必要
- クレーム
- 提供するものが自社の能力に限られる
先ほどお伝えした通り、基本的には自社内の人のみと調整することになりますが、必ずしも部署間の利害が一致しない場合があり、社内調整だらけでうんざりしてしまうことがあります。
また、取り扱う商品やサービスの数が少なくなるのですが、自社の商材であるがゆえに顧客に説明が求められることも多く、商材に対する深い知識が必要になってきます。
さらに、自社で提供できる以上のものを顧客に提供することができないので、顧客の課題解決をできない場合は、歯がゆい思いをすることもあります。
メーカー営業が楽だと感じる転職先の条件
先ほどご紹介したように、メーカー営業になれば必ず楽だと感じるわけではありません。
ただし、さきほどのメーカー営業が楽だと感じるポイントを享受したい方は、転職先の条件があるのでご紹介します。
- パッケージ商材を扱う会社
- 専門性が低い商材を扱う会社
条件1:パッケージ商材を扱う会社
条件1は「メーカー営業が楽だと感じるポイント」の1,3の「提案に関わる調整は自社内の人が中心」「自分の手で成果を上げることができる」に関わるものです。
パッケージ商材とは、顧客のニーズに合わせて商材をカスタマイズすることなく、扱っている商材をそのまま売るものになります。
たとえば、以下のようなものがパッケージ商材に該当します。
- 電力・ガス・エネルギー
- 印刷機
- 会計ソフト
- パソコン
- 建設機械
- etc…
これらのパッケージ商材を扱っていると、顧客のニーズに合わせるために都度提案するものを検討するということがないので、そもそも自社内の人との調整事も少なくなります。
また、パッケージ商材だと売値も既に決められているので、価格を決めるために上の人に承認を得る必要もなく、色々と一人で仕事を進めたい人には楽だと思います。

カスタマイズ商材や無形商材だと提案する度に社内調整が必要になるケースが多いです。
条件2:専門性が低い商材を扱う会社
条件2は「メーカー営業が楽だと感じるポイント」の2の「取り扱う商品やサービス数が少ない」に関わるものです。
取り扱う商品やサービスの数が少なくても、専門性が高い商材を扱う場合は、学ぶべきものが多くきついと感じてしまうことがあります。
たとえば、以下のようなものが専門性が高い商材になります。
- 金融商品
- 不動産
- コンサルティングサービス
- システム開発
- etc…
金融業界や不動産業界などは、資格の取得が求められる場合があり、学ぶものが多いと言えるでしょう。
また、コンサルティングサービスなどの営業の場合は、顧客側のビジネスを深く理解していないと、的を得た提案をすることができません。
なかなか専門性が低い商材を紹介することは難しいですが、上記のような専門性が高い商材を避けることで、少しでも楽だと感じることができる可能性があります。

自分が興味を持てる商材かどうかも重要な条件になります。
まとめ
本記事では、メーカー営業が楽だと感じるポイントや楽だと感じる転職先の条件について紹介しました。
ー メーカー営業に関する記事一覧 ー
- メーカー営業の仕事内容
- メーカー営業に必要なスキル
- メーカー営業に向いてる人&向いてない人の特徴
- メーカー営業のやりがい
- メーカー営業の楽なところ
- メーカー営業のきついところ
- メーカー営業の残業
- メーカー営業の休み
- メーカー営業の年収

メーカー営業のことをまとめて知りたい方は、是非以下の記事もお読みください。