- メーカー営業をきつい・辞めたいと感じる理由は?
- それを脱するための具体的な方法は?
- メーカー営業から抜け出すときのおすすめの転職先は?
このような悩みを解決する記事となっています。
私はかつてメーカー営業はきつい・辞めたいと感じていたことがあり、そのせいで仕事へのモチベーションがなくなったり、将来への不安を抱えたりしていました。
しかし、しっかりときつい・辞めたいと感じている原因と対策を考えてきたことで、悩みを解決することができました。
ここでは、私の体験談を踏まえながら、メーカー営業をきつい・辞めたいと思う理由やそれをどのように打破すればいいかについてご紹介していきます。
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転職サイト・エージェントの賢い使い方
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目次
メーカー営業をきつい・辞めたいと思う人はいる?
メーカー営業をきつい・辞めたいと思う人はいるようです。
yahoo知恵袋で「メーカー営業 辞めたい」と検索してみると、以下のような投稿が投げかけられていました。
- 社内調整、社内営業ってのは利害が一致しない相手を説得しないといけない分、客相手に営業するよりダルいです。
- 欠品・クレームが顧客に一番迷惑をかけるので、謝罪回りなどクレーム対応ばかりになると体力的にも精神的にも消耗してしまいます。
- たまに起きるのが、自分以外の人が起こしたミス対応です。自分のせいじゃないのに駆けずり回ることになると、結構疲れてしまいます。
出典:yahoo知恵袋(コメント一部抜粋)
このように、社内調整が面倒、クレーム対応等と理由は様々あるようです。
なので、メーカー営業をきつい・辞めたいと思うのは特別なことではないですし、むしろ今の悪い状況から抜け出せるチャンスだと捉えて、前向きになりましょう!!
メーカー営業をきつい・辞めたいと思う理由
結論、メーカー営業をきつい・辞めたいと思うよくある理由は、以下の4つとなります。
きつい・辞めたいと思う理由
- 関係部署との調整
- 商品やサービスの深い知識が必要
- クレーム
- 提供するものが自社の能力に限られる
理由1:関係部署との調整
メーカー営業は「自社の商品やサービスを顧客に売る営業」なので、その過程で開発部門・生産部門・物流部門等の複数部署との調整が大変になります。
そして、営業は顧客からの要望を把握して、以下のように調整することもあります。
- 開発部門:〇〇の機能を追加することはできないか
- 生産部門:一か月後に100個生産できないか
- 物流部門:納期をもっと早くできないか
- etc...
しかし、営業は顧客の要望に応じたいと思っても、他の部署は「〇〇機能は技術的に難しい」「80個までなら生産できる」といったように、必ずしも100%応じることができない可能性があります。
各部署との利害関係が一致しないので、それらを調整することに苦戦します。
一方、商社営業は「メーカーから商品やサービスを仕入れて顧客に売る営業」なので、簡単に言えってしまえば、顧客の要望はメーカー側の営業の人に調整してもらえばいいのです。
理由2:商品やサービスの深い知識が必要
当たり前ですが、自社の商品やサービスを扱っている以上、その商材に対する深い知識が必要となります。
想像がつくと思いますが、顧客から何か質問されたときに「すみません、わかりません」と言っていたら、この営業マンから購入したいとは思いませんよね。
しかし、これは私の実体験なのですが、その商材自体に興味が湧かないと、なかなか知識をインプットしようとする気が生まれないので注意が必要です。
「商材に興味がない」となってしまう原因は、以下の通りいくつかあります。
- 仕事の目標がない
- 売らされている感がある
- 商材が好きではない
- 今の仕事でご飯を食べていくといった覚悟がない
- 将来自分の役に立つかがわからない
- 自分の性に合ってない
- 売った先にある充足感や喜びを感じられていない
一方で、商社営業も、商材に関する知識は必要なのですが、扱う商材が多いため、細かい説明はメーカーにお願いするケースも多く、どちらかというと「広く浅く」の知識が必要になります。
理由3:クレーム
メーカー営業は、様々なクレームに対応しなければなりません。
クレーム対応には、以下の通りいくつかの種類があります。
- 納期遅延:希望の納期までに間に合わない
- 配送ミス:希望の場所でない場所に納品された
- 商品欠陥:商品やサービスに不備があった
- etc...
これらは、営業の手配ミスの場合もありますが、他の部署によるミスの場合もあります。
しかし、いずれのミスであったとしても、顧客と直接対峙している営業が責任を持ってこれらのクレームに対応しなければなりません。
一方、商社営業にも営業による手配ミスの場合もありますが、それ以外の商品やサービスの欠陥等に対する責任は、基本的にはメーカー営業にあるのです。
理由4:提供するものが自社の能力に限られる
メーカーは、基本的には自社の能力以上のものを顧客に提供できません。
要は、顧客は「A+B」を要望していても、自社に「A」しか提供する能力がなければ、提案を諦めるかできるところまでの提案をするしかありません。
そうなると、営業としてはかなり不甲斐なさを感じてしまいます。
一方、商社営業は、顧客の課題を解決するために、様々なメーカー等から協力を仰いで、顧客の要望を満たす提案ができる可能性があるのです。
【参考】全営業職共通にきつい・辞めたいと感じる理由
メーカー営業に限らず、全営業職共通にきつい・辞めたいと感じる理由についても知っておきましょう。
以下の6つが全営業職共通にきつい・辞めたいと感じる理由だと考えています。
- ノルマに追われる
- 残業が多い
- 大半が断られる
- 苦手な人からも逃げることができない
- 社内調整が多い
- 人を動かさなければならない
メーカー営業をきつい・辞めたいを脱する方法
私自身も先ほどの「メーカー営業をきつい・辞めたいと思う理由」に該当していたのですが、ある変化を起こすことでその状態を脱することができました。
ここでは、そのための具体的な方法を5つご紹介していきます。
きつい・辞めたいを脱する方法
- 顧客側を調整または関係部署への動機付けをする
- 仕事の目的・目標を明確にする、自分に合った営業を選択する
- 今できる最速・最善の対応をする、期待値コントロールをする
- 他社との協業を考える
- 他の会社へ転職をする
方法1:顧客側を調整または関係部署への動機付けをする
これはきつい・辞めたいと思う理由1の「関係部署との調整」に対する解決策となります。
仮に、顧客の要望に100%応じることができない場合は、顧客側と調整してどこかを譲歩してもらうか、社内側を調整して顧客の要望に応じるように優先的に対応してもらうか、両方またはどちらかが必要になります。
仮に、社内側を調整する場合は、「顧客側と〇〇までは譲歩してもらえたから、〇〇の対応をお願いできないか」「この顧客は今後大きくなるお客様だから優先的に対応してもらえないか」等と伝えなければなりません。
関係部署もそれぞれのミッションがあるので、単純に「顧客が要望していきているからお願い!」ではダメで、上記のように動機付けをしっかりしていくことで、動いてもらうことができます。
方法2:仕事の目的・目標を明確にする、自分に合った営業を選択する
これはきつい・辞めたいと思う理由2の「商品やサービスの深い知識が必要」に対する解決策となります。
先ほどお伝えしたように、「その商材をどのように学ぶか」といったHowの話の前に、「その商材をなぜ学ぶか」といったWhyを明確にしたり、そもそも自分に合った商材を選ばなければなりません。
たとえば、Whyには以下のようなものがあります。
- 世の中に〇〇商品を広めるため
- 給料アップのため
- お客様に頼りにされるため
- 昨日よりはちょっとレベルアップするため
- etc...
私も最初は「昨日よりちょっとレベルアップしよう」といった目先のことしか考えられませんでしたが、徐々に知識が身についてくると、より大きな目標や目的を考えられるようになってきました。
方法3:今できる最速・最善の対応をする、期待値コントロールをする
これはきつい・辞めたいと思う理由3の「クレーム対応」に対する解決策となります。
自分のミスだったり、他の部署のミスであっても、とにかくすぐに謝罪をしなければなりません。
そして、謝罪と合わせて、そのミスを補うために今できる最速・最善の対応をする必要があるのですが、ここでまた関係部署の調整をしなければなりません。
また、ある程度、納期遅延等の顧客に迷惑をかけてしまうリスクを抱えているのであれば、事前に伝えておくことによって(=期待値コントロール)、顧客側でもそのリスクを許容できるよう準備をしてくれる可能性があります。
そうなれば、本当に納期遅延が発生したとしても、クレームが来ること自体を避けられます。
方法4:他社との協業を考える
これはきつい・辞めたいと思う理由4の「提供するものが自社の能力に限られる」に対する解決策となります。
顧客の要望に応じることができず歯がゆい思いをするのであれば、他社と協業をして自社に足りない能力を補完するという手があります。
しかし、協業するといった話は、営業だけの意思でできるというものでもなく、それこそ関係部署との調整が必要になったり、なかなか思い通り進めることができないこともあります。
方法5:他の会社へ転職をする
これは上の方法1~4を実践した上で、解決できなかった場合の解決策としましょう。
そうしないと逃げ癖が付いてしまい、転職をしてもまた別の理由で辞めたい!となったら、乗り越えようともせずまた転職を繰り返してしまうからです。
ただし、「色々やってみたけどダメだった」という方は、転職をすることで先が見えてくる場合があります。
たとえば、以下のように「メーカー営業をきつい・辞めたいと思う理由」を根本的に避けてしまうことで、そのような状況が生まれないようにしてしまいます。
- 関係部署との調整 ⇒ 調整が少ない商材を扱う会社へ
- 商品やサービスの深い知識が必要 ⇒ 興味が持てる商材を扱う会社へ
- クレーム ⇒ クレームが少ない商材を扱う会社へ
- 提供するものが自社の能力に限られる ⇒ 能力の幅が広い会社へ
メーカー営業をきつい・辞めたい人におすすめの転職先
最後に、メーカー営業をきつい・辞めたい人におすすめの転職先についてご紹介します。
きつい・辞めたい人におすすめの転職先
- 商社営業の会社
- パッケージ商材を扱っている会社
- 興味を持てる商材を扱う会社
転職先1:商社営業の会社
「関係部署との調整をしたくない!」「顧客の課題を幅広く解決したい!」という方向けに、商社営業の会社へ転職するという提案です。
商社営業は「他社の商品やサービスを仕入れて顧客に売る営業」になります。
なので、基本的には仕入先との調整になるため、自社の関係部署との調整事は少なくなります。
しかし、仕入先との調整も自社の関係部署同様簡単ではないのと、仕入先の数が多くなればさらに大変になります。
また、顧客の課題を解決をするにあたっては、課題解決策が世の中にある会社の数だけあることになるので、「顧客の課題解決ができない!」ともどかしい思いをすることは少なくなる可能性があります。
【参考2】商社営業に向いてる人の特徴
メーカー営業と同じ形態別の商社営業に向いてる人の特徴は以下の3つだと考えています。
- 柔軟な考えができる人
- 色々なことに好奇心がある人
- リーダーシップがある人
- 稼ぎたい人
転職先2:パッケージ商材を扱っている会社
「関係部署との調整をしたくない!」という方向けに、関係部署との調整が少なくて済む商材を扱っている会社へ転職するという提案です。
パッケージ商材とは、顧客のニーズに合わせて商材をカスタマイズすることなく、扱っている商材をそのまま売るものになります。
たとえば、以下のようなものがパッケージ商材に該当します。
- 電力・ガス・エネルギー
- 印刷機
- 会計ソフト
- etc...
これらのパッケージ商材を扱っていると、顧客のニーズに合わせるために様々な人達と解決策等を検討したりすることが少なくなるので、関係部署と調整しながら仕事する機会が少なくなります。
逆に、カスタマイズ商材を扱っていると、都度顧客のニーズに合わせるために関係部署との調整が多くなります。
転職先3:興味を持てる商材を扱う会社
「興味を持てる商材がいい!」という方向けに、興味を持てる商材を扱う会社へ転職するという提案です。
「興味を持てる商材」というのは、単純に好きであるとか、面白そうといったものだけではなく、「売った先にどのような充足感や喜びを得たいか?」を考えることが重要だと思っています。
私自身、1社目の商社では産業機械を扱う営業をしていましたが、どうしてもその商材に興味が持てず、2社目では元々興味のあった人材業界へ転職をして、研修サービスを扱う営業をしていました。
しかし、興味があったにも関わらず、その仕事自体に楽しさややりがいを感じることはなく、その原因を考えたところ「自分が関わったことによる貢献度が見えにくいからだ!」と突き止めました。
要は、研修サービスを提供した後に、それによってどれくらい受講者の能力が向上したかとか顧客のビジネスに貢献したかが見えにくかったんですよね。
そのような経験もあり、自分が提供したものによって、定量的にどれくらい貢献できたのかが見える商材を扱うことが商材を選ぶ上でのポイントになりました。
メーカー営業はやめとけ?きつい・辞めたいと思うことだけではない!
ここまで、メーカー営業をきつい・辞めたいと思う理由やそれを脱する方法を見てきましたが、別にきつい・辞めたいと思うことだけではありません。
そこで、私が感じたメーカー営業ならではのやりがいは以下の通りです。
- 自社の商品やサービスを世の中に広められる
- 顧客の課題解決を自らが中心となってできる
- 専門性が高い
やはりメーカー営業は、自社の商品やサービスを扱っているということで、誇りを持って世の中に広めていけるところがあります。
また、先ほど「提供するものが自社の能力に限られる」と言いましたが、とはいえ、商社営業とは違って、自分達の能力で直接顧客の課題を解決できるところに喜びを感じます。
転職サイト・エージェントの賢い使い方!
転職活動を効率的にかつ、成功させるためには、「転職サイト」で求人を探して、「転職エージェント」を経由して応募する、という方法がおすすめです。
この方法は、効率良く自分に合った求人を探せる上、選考の通過率は確実に高まります。
まずは、転職サイトを活用して、手軽に自分の気になる求人を探していきます。
しかし、実際に転職サイトから応募すると、学歴フィルターなどによって機械的に落とされたり、転職活動にまつわるサポートがないため効率良く進められない可能性があります。
そのため、転職サイトで気になる求人を見つけたら、転職エージェント経由で推薦状付きで応募~面接まで進めていくことで、選考の通過率を上げることができます。
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タイプ | 転職サイト | 転職サイト/ 転職エージェント | 転職エージェント | 転職エージェント |
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営業の求人数 | 約17,000件 | 約40,000件 | 約120,000件 | 非公開 |
対応のエリア | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 |
対象の年代 | 全世代 | 全世代 | 全世代 | 全世代 |
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まとめ
この記事では、メーカー営業のきついところについて紹介しました。
本記事のまとめ
- メーカー営業をきつい・辞めたいと思う理由:①関係部署との調整、②商品やサービスの深い知識が必要、③クレーム、④提供するものが自社の能力に限られる
- メーカー営業をきつい・辞めたいを脱する方法:①顧客側を調整または関係部署への動機付けをする、②仕事の目的・目標を明確にする、自分に合った営業を選択する、③今できる最速・最善の対応をする、期待値コントロールをする、④他社との協業を考える、⑤他の会社へ転職をする
- メーカー営業をきつい・辞めたい人におすすめの転職先:①商社営業の会社、②パッケージ商材を扱っている会社、③興味を持てる商材を扱う会社
- メーカー営業はやめとけ?きつい・辞めたいと思うことだけではない!:①自社の商品やサービスを世の中に広められる、②顧客の課題解決を自らが中心となってできる、③専門性が高い
メーカー営業に関する記事
- メーカー営業の仕事内容
- メーカー営業に必要なスキル
- メーカー営業に向いてる人&向いてない人の特徴
- メーカー営業のやりがい
- メーカー営業の楽なところ
- メーカー営業のきついところ ←今回の記事
- メーカー営業の残業
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- メーカー営業の年収
- メーカー営業の志望動機