- ルート営業のやりがいって何があるの?
- 新規営業とのやりがいの違いは?
- ルート営業にはきついところもあるよね?
このような悩みを解決できる記事となっています。
私自身は、これまで10年間営業を経験し、その間ずっとルート営業と新規営業を経験してきました。
ここでは、これからルート営業を目指したいという方に向けて、同じ方法別に分類される新規営業と比較した場合の「やりがい」を感じるポイントついてご紹介します。
目次
ルート営業にやりがいを感じる人はいる?
ルート営業にやりがいを感じる人はいるのでしょうか。
yahoo知恵袋で「ルート営業 やりがい」と検索してみると、以下のような回答がありました。
- 同じ顧客との付き合いが長くなるため、強い信頼関係を築き上げやすいところにあるといえます。
- すでに取引がある顧客の営業を担当するため、まったく何もない状態からコミュニケーションをとろうとするよりも、プレッシャーは少ないと感じる人が多いです。
- etc...
出典:yahoo知恵袋(コメント一部抜粋)
「顧客と深い信頼関係を築ける」「プレッシャーが少ない」等といったことにやりがいを感じている人がいることが見受けられました。
ルート営業にやりがいを感じるポイント
経験が浅いうちは難しいですが、徐々にやりがいを感じられるようになってきます。
ここからは私が実際に感じていたルート営業のやりがいについてご紹介していきます。
ルート営業にやりがいを感じるポイント
- 顧客から頼られていることを実感できる
- 顧客のビジネスを深く知れる
- 既に関係性のある顧客のため精神的には楽
やりがい1:顧客から頼られていることを実感できる
ルート営業は、顧客と長きに渡って関係を持っていくことになります。
たとえば、その長期間の間に、以下のようなやり取りがあったります。
- (顧客側から)〇〇に困っているんだけど、何か良い解決策はあるかな?
- (顧客側から)急で申し訳ないんだけど、明日までに〇〇を納品してくれる?
- (営業側から)御社は〇〇の状況なので、△△を改善した方がいいです。
- etc...
このように、顧客側からの依頼に対して、しっかりと対応していったり、逆に、営業側から顧客にとって価値のある情報やものを提供していったりすることで、徐々に顧客と営業との間に信頼関係が築かれていきます。
信頼関係を築くことができると、顧客側から「新しいプロジェクトを御社にお願いしたい」とか「他の商材も御社から購入したいと思う」等と新しい仕事の依頼が来ることもあります。
さらに、「〇〇さんだから頼りにしている!」と言われることで、会社でもなく商品でもなく自分という一人の人間を頼りにしてくれていると感じることができれば、喜びは大きなものになります。
やりがい2:顧客のビジネスを深く知れる
先ほどお伝えした通り、ルート営業は顧客と長く付き合うことになります。
そうなると、顧客の業界のこと、顧客の競合のこと、顧客のビジネスモデルのこと、顧客のターゲット顧客のこと等、様々なことを知ることができます。
そこで得た知識によって、顧客へ新たな提案を仕掛けて取引を拡大することにも繋がりますし、同じ業界の違う顧客を担当するときもその知識は活きてきます。
また、もちろん、将来的に他の会社へ転職したり、顧客と同じ業界へ転職したときにもその知識は活きてきます。
やりがい3:既に関係性のある顧客のため精神的には楽
新しい環境で初めての人と仕事をしていくには、それなりに気を遣うと思いませんか?
それよりも、既に関係性が築けている人と仕事をしていくほうが、気持ち的にも楽だと思いますよね?
まさにその通りで、既に関係性が築けている人であれば、どのようなことをしたら喜ばれるのか、逆に、どのようなことをしたら嫌がられるのか等が分かっているので、気を張らずに仕事ができます。
一方、新規営業の場合は、毎回毎回初めての人と仕事をしていくことになるので、色々なことに気を遣いながら仕事をしなければなりません。
【参考1】ルート営業に向いてる人の特徴
ルート営業のやりがいを感じるためには、そもそもルート営業に向いてるかどうかも重要です。
以下の3つがルート営業に向いてる人の特徴だと考えています。
- 一つの仕事に深く関わっていきたい人
- マメな人
- ゆとりを持って働きたい人
【参考2】営業に向いてる人の特徴
また、そもそも営業に向いてるかどうかも気になりますよね。
以下の全営業職共通に向いてる人の特徴の5つに該当しているか確認してみましょう。
- コミュニケーションが好きな人
- 主体的な人
- 目標達成思考がある人
- 洞察力がある人
- ストレス耐性がある人
ルート営業にやりがいを感じることだけではない!
ルート営業のやりがいを感じるようになるためには、いくつかのきついところも乗り越えなければなりません。
そこで、私が実際に感じたルート営業ならではのきついところは以下の通りです。
- 結局は人の仕事の引き継ぎ
- 売上アップが難しい
- 担当者との相性が悪い
- 頻繁に電話が掛かってくる
- ルーチンワークが多い
- 仕事の範囲が狭い
- 刺激が少ない
- 年収が低い傾向にある
- 将来が不安になる
ルート営業にもノルマがあり、ノルマ達成に向けて既存顧客との取引量を拡大したり、新規営業をしなければいけないこともあります。
また、同じ顧客とのやり取りなので、仕事が単調になりやすいですが、細かな対応が求められるので、ミスを積み重ねてしまうと取引をストップさせられてしまうことにも繋がります。
さらに、ルート営業は、他の営業職種と比べて、給料が低めに設定されていることに不満を感じることもあります。
まとめ
この記事では、ルート営業のやりがいについて紹介しました。
本記事のまとめ
- ルート営業にやりがいを感じるポイント:①顧客から頼られていることを実感できる、②顧客のビジネスを深く知れる、③既に関係性のある顧客のため精神的には楽
- ルート営業にやりがいを感じることだけではない!:①結局は人の仕事の引き継ぎ、②売上アップが難しい、③担当者との相性が悪い、④頻繁に電話が掛かってくる、⑤ルーチンワークが多い、⑥仕事の範囲が狭い、⑦刺激が少ない、⑧年収が低い傾向にある、⑨将来が不安になる