営業のイメージは本当に合ってる?正しい実態と働くメリットを解説!

営業のイメージ
  • 営業の実態を知りたい!
  • 営業は悪いイメージしかないけど実際どうなの
  • とはいえ、良いこともあるよね?

営業はノルマが厳しい、残業が多い、接待が多い、休みが少ないなど悪いイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。

果たしてそのイメージは合っているのでしょうか。

世の中の情報には、悪いところだけピックアップして、あたかも営業はやるべきではないというものを散見します。

しかし、複数業界の営業経験10年の私から言わせてもらうと、そのイメージや実態は業界によっても異なりますし、メリットもあるので正しく理解しなければ損をしてしまうということです。

ここでは、営業のイメージと実態や営業としてのキャリアを歩むメリットについてご紹介します。

営業のイメージは良いの?悪いの?

残念ながら営業に対して悪いイメージを持っている人の方が多いと思っています。

yahoo知恵袋で「営業 イメージ」と検索してみると、以下のような質問が投げかけられていました。

  • 「文系=営業」と言うイメージが私には有るのですが・・・
  • 営業職ってノルマとか悪いイメージしかないんですけどメリットってありますか?
  • 営業として働いている方には申し訳ないのですが、飛び込みで一般の家に行って布団や家を売りつけるというような悪いイメージしかありません。
  • 営業職って、体力勝負なイメージがあるのですが、提案型の営業職も体力必要ですか?
  • 営業の仕事は給料面が良いのでいいなとは思っているのですが、精神面ですごくキツそうなイメージがあります。
  • 毎日外へ出かけて新規のお客さんを探したり、週末休みの日は既存のお客さんとゴルフへ行ったりというイメージが大きいです。

出典:yahoo知恵袋(コメント一部抜粋)

上記は、一部のコメントの寄せ集めですが、営業に対して「誰でもできる」「ノルマが厳しい」「残業が多い」「休みが少ない」「離職率が高い」「接待が多い」といった悪いイメージを持っている人が多いようです。

しかし、一方で「年収が高い」といった良いイメージを持っている人もいました。

ここから、10年間3社で営業をしている私が、これらの悪いイメージや良いイメージが本当なのかを経験やデータに基づいて解説していきます。

元底辺営業マン
イメージだけを鵜呑みにしないようにしましょう。

営業のイメージに対する実態

ここからは世間で持たれている営業のイメージとそれに対する実態について解説します。

営業のイメージに対する実態

  1. 「誰でもできる」は誰でもなれる
  2. 「ノルマ」は厳しい&緩い業界もある
  3. 「残業」は全職種の平均値より多い
  4. 「休み」は全職種の平均値より多い&少ない業界もある
  5. 「年収」は全職種の平均値より高い&低い業界もある
  6. 「離職率」は高い&低い業界もある
  7. 「接待」は多い&少ない業界もある

実態1:「誰でもできる」は誰でもなれる

「誰でもできる」というイメージは大きな間違いです。

正しくは、「誰でもできる」ではなく「誰でもなれる」です。

営業職はとても特殊な職種であって、高校、大学、専門学校において「営業学」といったものがないように、入社時点では専門性は問いません。

このように専門性が必要なく、誰でも営業に配属される可能性があるため「誰でもできる」と思われてしまっているのです。

しかし、実際に配属されてからは、「Aさんは売上1億円」「Bさんは売上2千万円」等と、明確に売上という成果に違いが現れるので、営業は「誰でもできる」ではなく「誰でもなれる」であることが分かるでしょう。

実態2:「ノルマ」は厳しい&緩い業界もある

「ノルマが厳しい」というイメージは、業界によって異なってきます。

正直、ノルマが厳しい業界もあれば、ノルマが緩い業界もあります。

ノルマが厳しい業界ノルマが緩い業界
不動産業界
(個人顧客向け住宅販売等の場合)
メーカー業界
保険業界
(個人顧客向け保険商品販売の場合)
インフラ業界
金融業界
(個人顧客向け金融商品販売の場合)

ノルマが厳しい業界は、「新規営業」かつ「個人営業」に該当するもので、不動産業界、生命保険業界、金融業界等に多いです。

一方で、ノルマが緩い業界は、「ルート営業」かつ「法人営業」に該当するもので、メーカー業界、インフラ業界等に多いです。

実態3:「残業」は全職種の平均値より多い

「残業が多い」というイメージは合っています。

求人情報・転職サイトの「doda」によると、全職種の平均残業時間と営業職の平均残業時間は、以下の通りです。

職種残業時間
全職種22.8時間
営業職31.2時間

出典:残業の多い職業・少ない職業は?全80業種、95職種別の残業時間調査!(doda)

全職種の平均残業時間は22.8時間、営業職の平均残業時間は31.2時間となっており、全職種の平均と比べて営業職は8.4時間多いことが分かります。

ただし、同じ営業職であっても、業界毎に見ると異なってきます。

営業職種残業時間
営業(金融)25.5時間
営業(IT)25.7時間
営業(商社)25.8時間
営業(メーカー)27.3時間
営業(メディカル)29.1時間
営業(サービス業)31.8時間
営業(建設/不動産)35.8時間
営業(小売/卸/外食)38.5時間
営業(広告・メディア)41.9時間

出典:残業の多い職業・少ない職業は?全80業種、95職種別の残業時間調査!(doda)

最も残業が多い広告・メディア業界は41.9時間、最も残業が少ない金融業界は22.5時間となっており、業界によって19.4時間も異なります。

サービス業、不動産などの一般家庭などの顧客を相手にする個人営業の場合は、相手が休みの時間に合わせてテレアポや面談をするケースが多いため、残業が多くなると言われています。

実態4:「休み」は全職種の平均値より多い&少ない業界もある

「休みが少ない」というイメージは、業界によって異なってきます。

求人情報・転職サイトの「doda」によると、全職種の平均年間休日数と営業職の平均年間休日数は、以下の通りです。

職種年間休日数
全職種121.9日
営業職120.0日

出典:残業の多い職業・少ない職業は?全80業種、95職種別の残業時間調査!(doda)

全職種の平均年間休日数は121.9日、営業職の平均年間休日数は120.0日となっており、正直あまり変わりません。

ただし、同じ営業職であっても、業界毎に見ると異なってきます。

営業職種年間休日数
営業(メディカル)128.1日
営業(IT)124.3日
営業(商社)123.4日
営業(メーカー)123.1日
営業(金融)122.1日
営業(サービス業)118.9日
営業(広告・メディア)116.3日
営業(小売/卸/外食)112.0日
営業(建設/不動産)110.2日

出典:残業の多い職業・少ない職業は?全80業種、95職種別の残業時間調査!(doda)

最も年間休日数が少ない建設・不動産業界は110.2日、最も年間休日数が多いメディカル業界は128.1日となっており、業界によって17.9日も異なります。

法人営業は、顧客がカレンダー通りの休みとなるので、それに合わせる形で休みとなりますが、個人営業は、顧客とコンタクト取りやすいお盆や年末年始などの長期休みが稼ぎ時となるため、休みが取れなくなり、どうしても休日が少なくなる傾向があります。

実態5:「年収」は全職種の平均値より高い&低い業界もある

「年収が高い」というイメージは、業界や営業の種類によって異なってきます。

国税庁や求人情報・転職サイトの「doda」によると、日本全体の平均年収と営業職の平均年収は、以下の通りです。

職種年収
日本全体441万円
営業職440万円

出典:平均年収ランキング 最新版【職種別】(doda)

日本全体の平均年収は441万円、営業職の平均年収は440万円となっており、正直あまり変わりません。

ただし、同じ営業職であっても、業界毎に見ると大きく異なってくることが分かります。

営業職種平均年収
MR697万円
医薬品メーカー573万円
医療機器メーカー559万円
リース(金融)527万円
電子部品メーカー521万円
証券500万円
機械/電機メーカー491万円
IT/通信478万円
総合商社459万円
銀行457万円
化学/素材メーカー454万円
クレジット/信販450万円
食品/消費財メーカー441万円
住宅設備/建材メーカー434万円
不動産金融432万円
建設/不動産432万円
インターネット/広告/メディア428万円
専門商社428万円
保険425万円
保険代理店418万円
医療機器卸415万円
小売/外食411万円
信用金庫/組合400万円
サービス400万円
家具/インテリア/生活雑貨396万円
福祉/介護関連362万円

出典:平均年収ランキング 最新版【職種別】(doda)

最も年収が低い福祉/介護関連は362万円、最も年収が高い医薬品メーカーは697万円となっており、業界によって335万円も異なります。

また、業界ではなく営業の種類別といった切り口で見ても平均年収は変わってきます。

営業の種類平均年収
管理職・マネージャー(営業系)528万円
海外営業・貿易営業513万円
営業企画・営業推進490万円
法人営業447万円
個人営業424万円
代理店営業423万円
ルートセールス403万円
内勤営業・カウンターセールス366万円

出典:職種別平均年収ランキング(マイナビagent)

たとえば、法人営業は447万円、個人営業は424万円、代理店営業は423万円、ルート営業は403万円となっており、営業の種類によっても異なります。

法人営業と個人営業の場合は、法人営業の方が大きなお金が動くことが平均年収が高い理由となっており、ルート営業の場合は、仕事の難易度が低いため、年収が低く設定されていると推察できます。

元底辺営業マン
ただ、個人営業の新規開拓は「固定給+歩合給」の制度を導入している企業も多いので、結果次第では年収もかなり高くなる可能性を秘めています。

実態6:「離職率」は高い&低い業界もある

「営業の離職率が高い」というイメージは、具体的なデータがなく明確に言えないところです。

ですが、先ほどイメージと現実2の「ノルマが厳しい」でお伝えしたように、不動産業界、生命保険業界、金融業界の営業はノルマが厳しく、そのプレッシャーに耐え切れず離職してしまう人が多くなると言われています。

一方で、ノルマが比較的ゆるいメーカー業界、インフラ業界等は離職率が低いと言われています。

実態7:「接待」は多い&少ない業界もある

「接待が多い」というイメージは、業界によって異なってきます。

たとえば、金融業界のように歴史が長い業界だと接待が多く、IT業界のように歴史が短い業界だと接待が少ない傾向にあります。

しかし、世界的不況に陥ったことから、顧客側はコストに対してかなり厳しい目を持つようになって、複数社で競わせる「コンペ」を導入する企業が多くなってきました。

そういった背景もあり、「飲んで仲良くなっておけば契約できる」という話でもなくなり、徐々に接待の重要度が下がり、接待の回数も少なくなってきているようです。

営業のイメージは悪くてもメリットもある

これまで実態について見てきて、「自分が希望する業界はイメージは悪いままだな」と思った方もいるかもしれません。

しかし、捉え方によっては決して悪いだけとは言えず、メリットだと言えることもあるので解説していきます。

営業のイメージは悪くてもメリットもある

  1. 「誰でもなれる」は働き口が多い
  2. 「ノルマが厳しい」は成果次第で高収入になる
  3. 「ノルマが厳しい」は高いスキルが身につく
  4. 「残業が多い」は残業代がプラスされる
  5. 「離職率が高い」は昇進やヘッドハンティングのチャンスもある
  6. 「接待が多い」は会食のマナーが身につき、お店の知識も豊富になる

メリット1:「誰でもなれる」は働き口が多い

これは実態1の「誰でもできるは誰でもなれる」に対するメリットになります。

先ほどお伝えしたように、「営業学」といったものがありません。

そのため、入社時点で誰でも営業に配属される可能性があることに加えて、転職時であっても「未経験歓迎」といった求人募集も多くあるのです。

元底辺営業マン
また、そもそも営業という職種がないといった会社もほとんどないので、働き口が多いことも一つのメリットになると考えています。

メリット2:「ノルマが厳しい」は成果次第で高収入になる

これは実態2の「ノルマは厳しい業界もある」の場合に対するメリットになります。

たとえノルマが厳しかったとしても、それが必ずしもデメリットになるとは限りません。

ノルマが厳しく設定されてる業界または企業は、歩合給(=成果に応じて給料が支払われる)を採用していることが多いです。

そうなると、どれだけ頑張って成果出しても収入が変わらない固定給であるノルマが緩い業界や他の職種よりは、満足感を持って働ける可能性があるのです。

メリット3:「ノルマが厳しい」は高いスキルが身につく

これも実態2の「ノルマは厳しい業界もある」の場合に対するメリットになります。

考えてみれば当たり前ですが、ノルマが厳しいということは高い目標を目指すということになるので、それだけ高いスキルが身につく機会があるということになります。

そして、実際に高いスキルが身についたのであれば、それが昇進に繋がったり、別の会社への転職の可能性を高めたりと、結果的に年収が高くなることにもなるのです。

また、単純に高い目標を達成できたときには、大きな達成感を味わえることにもなり、仕事へのモチベーションに繋がることもあるでしょう。

メリット4:「残業が多い」は残業代がプラスされる

これは実態3,4の「残業は全職種の平均値より多い」「休みは全職種の平均値より多い業界もある」の場合に対するメリットになります。

残業が多いことはプライベートの時間が減ってしまうので、デメリットだと感じる人も多くいると思います。

もちろん残業が多いことは良いことだとは思いませんが、結果的に残業が多くなってしまってもその分残業代がプラスされるので、単純にデメリットだけではないのです。

元底辺営業マン
場合によっては、数十万円がプラスされることもあるので、小さな額とは言えないでしょう。

メリット5:「離職率が高い」は昇進やヘッドハンティングのチャンスもある

これは実態6の「離職率は高い業界もある」の場合に対するメリットになります。

離職率が高いということは、会社にしがみついている人達が相対的に少ないということになるので、昇進のチャンスが多いということになります。

また、離職率が高いことは「他の会社へ転職できている」ということにもなり、その会社では世の中に求められるスキルが身につけることができ、ヘッドハンティングや転職の打診も受けやすい可能性もあります。

メリット6:「接待が多い」は会食のマナーが身につき、お店の知識も豊富になる

これは実態7の「接待は多い業界もある」の場合に対するメリットになります。

接待を経験しておくと、その後かしこまった場が急にやってきても心配ありません。

「そんなことか!」と思うかもしれませんが、いい歳をしてお酒の注ぎ方が分からなかったり、上座や下座が分からなかったりすると恥ずかしいものです。

また、会社の経費で接待を実施して色々なお店に行けるとなると、実質ただで美味しいごはんが食べれますし、プライベートでも使えるお店の知識が豊富になります。

元底辺営業マン
ただ、そもそもお酒が飲めない人にとっては辛いかもしれませんね。

営業としてのキャリアを歩むメリット

最後に、そもそも営業としてのキャリアを歩むメリットもあるのでご紹介します。

  1. 成果が数字に現れる
  2. 会社を支えていることを実感できる
  3. 人との繋がりが増える
  4. 汎用的なスキルが身につく

私自身がこの中でも特に「営業で良かった!」と思う点は、3の「人との繋がりが増える」と4の「汎用的なスキルが身につく」でした。

「人との繋がりが増える」については、営業は社内、社外の多くの人と関わるため、仕事ができる人をたくさん見たり、一緒に仕事する機会が多くありました。

そのため、「上には上がいるんだな」と自分を鼓舞することができてキャリアアップを図ったり、その人のスキルを盗むことで成長することができました。

次に「汎用的なスキルが身につく」については、「仮説思考力、論理的思考力、確率思考力、PDCA力」といったどの職種でも必要となるスキルが身につくため、食いっぱぐれることはないと思っています。

元底辺営業マン
他にも営業の種類毎にやりがいがあるので以下の記事でチェックしてみましょう。

まとめ

この記事では、営業のイメージと実態について紹介しました。

本記事のまとめ

  • 営業のイメージは良いの?悪いの?:営業に対しては悪いイメージを持っている人が多い
  • 営業のイメージに対する実態:①「誰でもできる」は誰でもなれる、②「ノルマ」は厳しい&緩い業界もある、③「残業」は全職種の平均値より多い、④「休み」は全職種の平均値より多い&少ない業界もある、⑤「年収」は全職種の平均値より高い&低い業界もある、⑥「離職率」は高い&低い業界もある、⑦「接待」は多い&少ない業界もある
  • 営業のイメージは悪くてもメリットもある:①「誰でもなれる」は働き口が多い、②「ノルマが厳しい」は成果次第で高収入になる、③「ノルマが厳しい」は高いスキルが身につく、④「残業が多い」は残業代がプラスされる、⑤「離職率が高い」は昇進やヘッドハンティングのチャンスもある、⑥「接待が多い」は会食のマナーが身につき、お店の知識も豊富になる
  • 営業としてのキャリアを歩むメリット:①成果が数字に現れる、②会社を支えていることを実感できる、③人との繋がりが増える、④汎用的なスキルが身につく

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  • この記事を書いた人

元底辺営業マン

上智大学▶上智大学大学院▶大手商社4年(年収450万円)▶ベンチャー企業8ヶ月(年収500万円)▶IT企業5年(年収900万円)と営業職を約10年経験。底辺営業マンから抜け出した仕事術や転職術を発信しています。

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