営業のイメージは悪い!?よくある現実とのギャップを7つ解説!

営業のイメージ
  • 営業の実態を知りたい!
  • 営業は悪いイメージしかないけど実際どうなの
  • とはいえ、良いこともあるよね?

営業はノルマが厳しい、残業が多い、接待が多い、休みが少ないなど悪いイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。

果たしてそれは合っているのでしょうか。

世の中の情報には、悪いところだけピックアップして、あたかも営業はやるべきではないというものを散見します。

しかし、複数業界の営業経験10年の私から言わせてもらうと、それは営業の種類によっても異なりますし、メリットもあるので正しく理解しなければ損をしてしまうということです。

ここでは、営業のイメージと現実、営業としてのキャリアを歩むメリットについてご紹介します。

営業のイメージは悪い?

営業に対して悪いイメージを持っている人がいるのは事実のようです。

yahoo知恵袋で「営業 イメージ」と検索してみると、以下のような質問が投げかけられていました。

  • 「文系=営業」と言うイメージが私には有るのですが・・・
  • 営業職ってノルマとか悪いイメージしかないんですけどメリットってありますか?
  • 営業として働いている方には申し訳ないのですが、飛び込みで一般の家に行って布団や家を売りつけるというような悪いイメージしかありません。
  • 営業職って、体力勝負なイメージがあるのですが、提案型の営業職も体力必要ですか?
  • 営業の仕事は給料面が良いのでいいなとは思っているのですが、精神面ですごくキツそうなイメージがあります。
  • 毎日外へ出かけて新規のお客さんを探したり、週末休みの日は既存のお客さんとゴルフへ行ったりというイメージが大きいです。

出典:yahoo知恵袋(コメント一部抜粋)

上記は、一部のコメントの寄せ集めですが、営業に対して「誰でもできる」「ノルマが厳しい」「残業が多い」「休みが少ない」「年収が高い」「離職率が高い」「接待が多い」といったネガティブなイメージを持っている人がいるのも事実です。

しかし、10年間営業を経験している私の立場から言わせてもらうと、実際とは異なるイメージがあったり、なにより営業は素晴らしい職種だと思っているので、このあと詳しく解説させていただきます。

営業マン
イメージだけを鵜呑みにしないようにしましょう。

営業のイメージと現実は業界(種類)別で異なる

まず、営業には形態別の「メーカー営業/代理店営業/商社営業」、商材別の「有形営業/無形営業」、方法別の「ルート営業/新規営業」、顧客別の「法人営業/個人営業」があります。

営業の種類2

私自身、商社(⑤法人新規向け有形商社営業)、人材開発会社(⑧法人既存向け無形メーカー営業)、IT企業(②法人新規向け無形メーカー営業)と経験しましたが、このように営業の種類が変わると仕事の難易度、ノルマ、残業、年収等が全く異なりました。

なので、一概に「営業はノルマが辛い!」等と決めつけてしまうのではなく、「新規営業はノルマが厳しいけど、ルート営業はノルマがゆるい」といったように正しく理解しなければなりません。

営業の種類については、以下に詳しくまとめています。
》営業の種類を一覧で16個紹介!自分に合った仕事を選ぶコツも!

営業のイメージと現実を業界(種類)別で7つ解説!

ここからは世間で持たれている営業のイメージとそれに対する現実について解説します。

営業のイメージと現実

  1. 誰でもできる ⇒ 誰でもなれる
  2. ノルマが厳しい ⇒ 厳しい業界も緩い業界もある
  3. 残業が多い ⇒ 全体的に全職種の平均値より多いが、業界によっても異なる
  4. 休みが少ない ⇒ 全職種の平均値より多い業界も少ない業界もある
  5. 年収が高い ⇒ 全職種の平均値より高い業界も低い業界もある
  6. 離職率が高い ⇒ 高い業界も低い業界もある
  7. 接待が多い ⇒ 多い業界も少ない業界もある

イメージと現実1:誰でもできる ⇒ 誰でもなれる

営業は「誰でもできる」というイメージは大きな間違いです。

正しくは、営業は「誰でもできる」ではなく「誰でもなれる」です。

営業職はとても特殊な職種であって、高校、大学、専門学校において「営業学」といったものがないように、入社時点では専門性は問いません。

このように専門性が必要なく、誰でも営業に配属される可能性があるため「誰でもできる」と思われてしまっているのです。

しかし、実際に配属されてからは、「Aさんは売上1億円」「Bさんは売上2千万円」等と、明確に売上という成果に違いが現れるので、営業は「誰でもできる」ではなく「誰でもなれる」であることが分かるでしょう。

営業は誰でもなれるについては、以下に詳しくまとめています。
》「営業は誰でもできる」は大間違い!「誰でもなれる」という話

イメージと現実2:ノルマが厳しい ⇒ 厳しい業界も緩い業界もある

「ノルマが厳しい」というイメージは業界によって違います。

正直、ノルマが厳しい業界もあれば、ノルマが緩い業界もあります。

ノルマが厳しい業界ノルマが緩い業界
不動産業界
(個人顧客向け住宅販売等の場合)
メーカー業界
保険業界
(個人顧客向け保険商品販売の場合)
インフラ業界
金融業界
(個人顧客向け金融商品販売の場合)

ノルマが厳しい業界は、「新規営業」かつ「個人営業」に該当するもので、不動産業界、生命保険業界、金融業界等に多いです。

一方で、ノルマが緩い業界は、「ルート営業」かつ「法人営業」に該当するもので、メーカー業界、インフラ業界等に多いです。

また、ノルマがあること自体は、決して悪いことだけではなく、人によってはモチベーションになったり、会社から正しく評価されたり、ノルマを達成できればインセンティブが貰えるなどのメリットがあります。

営業のノルマについては、以下に詳しくまとめています。
》営業ノルマが辛い!となる5つの原因とそれを脱する6つの方法!

イメージと現実3:残業が多い ⇒ 全体的に全職種の平均値より多いが、業界によっても異なる

「残業が多い」というイメージは合っていますが、業界によっても異なってきます。

求人情報・転職サイトの「doda」によると、全職種の平均残業時間と営業職の平均残業時間は、以下の通りです。

職種残業時間
全職種22.8時間
営業職31.2時間

出典:残業の多い職業・少ない職業は?全80業種、95職種別の残業時間調査!(doda)

全職種の平均残業時間は22.8時間、営業職の平均残業時間は31.2時間となっており、全職種の平均と比べて営業職は8.4時間多いことが分かります。

ただし、同じ営業職であっても、業界毎に見ると異なってきます。

営業職種残業時間
営業(金融)25.5時間
営業(IT)25.7時間
営業(商社)25.8時間
営業(メーカー)27.3時間
営業(メディカル)29.1時間
営業(サービス業)31.8時間
営業(建設/不動産)35.8時間
営業(小売/卸/外食)38.5時間
営業(広告・メディア)41.9時間

出典:残業の多い職業・少ない職業は?全80業種、95職種別の残業時間調査!(doda)

最も残業が多い広告・メディア業界は41.9時間、最も残業が少ない金融業界は22.5時間となっており、業界によって19.4時間も異なります。

サービス業、不動産などの一般家庭などの顧客を相手にする個人営業の場合は、相手が休みの時間に合わせてテレアポや面談をするケースが多いため、残業が多くなると言われています。

営業の残業については、以下に詳しくまとめています。
》営業職は残業が当たり前?多くなる4つの理由と減らす5つのポイント

イメージと現実4:休みが少ない ⇒ 全職種の平均値より多い業界も少ない業界もある

「休みが少ない」というイメージは、業界によって異なってきます。

求人情報・転職サイトの「doda」によると、全職種の平均年間休日数と営業職の平均年間休日数は、以下の通りです。

職種年間休日数
全職種121.9日
営業職120.0日

出典:残業の多い職業・少ない職業は?全80業種、95職種別の残業時間調査!(doda)

全職種の平均年間休日数は121.9日、営業職の平均年間休日数は120.0日となっており、正直あまり変わりません。

ただし、同じ営業職であっても、業界毎に見ると異なってきます。

営業職種年間休日数
営業(メディカル)128.1日
営業(IT)124.3日
営業(商社)123.4日
営業(メーカー)123.1日
営業(金融)122.1日
営業(サービス業)118.9日
営業(広告・メディア)116.3日
営業(小売/卸/外食)112.0日
営業(建設/不動産)110.2日

出典:残業の多い職業・少ない職業は?全80業種、95職種別の残業時間調査!(doda)

最も年間休日数が少ない建設・不動産業界は110.2日、最も年間休日数が多いメディカル業界は128.1日となっており、業界によって17.9日も異なります。

法人営業は、顧客がカレンダー通りの休みとなるので、それに合わせる形で休みとなりますが、個人営業は、顧客とコンタクト取りやすいお盆や年末年始などの長期休みが稼ぎ時となるため、休みが取れなくなり、どうしても休日が少なくなる傾向があります。

営業の休みについては、以下に詳しくまとめています。
》営業で「休めない」のは普通ではない。しっかりと休める職種です。

イメージと現実5:年収が高い ⇒ 全職種の平均値より高い業界も低い業界もある

「年収が高い」というイメージは、業界や営業の種類によって異なってきます。

国税庁や求人情報・転職サイトの「doda」によると、日本全体の平均年収と営業職の平均年収は、以下の通りです。

職種年収
日本全体441万円
営業職440万円

出典:平均年収ランキング 最新版【職種別】(doda)

日本全体の平均年収は441万円、営業職の平均年収は440万円となっており、正直あまり変わりません。

ただし、同じ営業職であっても、業界毎に見ると大きく異なってくることが分かります。

営業職種平均年収
MR697万円
医薬品メーカー573万円
医療機器メーカー559万円
リース(金融)527万円
電子部品メーカー521万円
証券500万円
機械/電機メーカー491万円
IT/通信478万円
総合商社459万円
銀行457万円
化学/素材メーカー454万円
クレジット/信販450万円
食品/消費財メーカー441万円
住宅設備/建材メーカー434万円
不動産金融432万円
建設/不動産432万円
インターネット/広告/メディア428万円
専門商社428万円
保険425万円
保険代理店418万円
医療機器卸415万円
小売/外食411万円
信用金庫/組合400万円
サービス400万円
家具/インテリア/生活雑貨396万円
福祉/介護関連362万円

出典:平均年収ランキング 最新版【職種別】(doda)

最も年収が低い福祉/介護関連は362万円、最も年収が高い医薬品メーカーは697万円となっており、業界によって335万円も異なります。

また、業界ではなく営業の種類別といった切り口で見ても平均年収は変わってきます。

営業の種類平均年収
管理職・マネージャー(営業系)528万円
海外営業・貿易営業513万円
営業企画・営業推進490万円
法人営業447万円
個人営業424万円
代理店営業423万円
ルートセールス403万円
内勤営業・カウンターセールス366万円

出典:職種別平均年収ランキング(マイナビagent)

たとえば、法人営業は447万円、個人営業は424万円、代理店営業は423万円、ルート営業は403万円となっており、営業の種類によっても異なります。

法人営業と個人営業の場合は、法人営業の方が大きなお金が動くことが平均年収が高い理由となっており、ルート営業の場合は、仕事の難易度が低いため、年収が低く設定されていると推察できます。

営業マン
ただ、個人営業の新規開拓は「固定給+歩合給」の制度を導入している企業も多いので、結果次第では年収もかなり高くなる可能性を秘めています。

営業の年収については、以下に詳しくまとめています。
》営業の給料が低い!となる5つの理由と高くする4つの方法【実体験】

イメージと現実6:離職率が高い ⇒ 高い業界も低い業界もある

「営業の離職率が高い」というイメージは、具体的なデータがなく明確に言えないところです。

ですが、先ほどイメージと現実2の「ノルマが厳しい」でお伝えしたように、不動産業界、生命保険業界、金融業界の営業はノルマが厳しく、そのプレッシャーに耐え切れず離職してしまう人が多くなると言われています。

一方で、ノルマが比較的ゆるいメーカー業界、インフラ業界等は離職率が低いと言われています。

営業の離職率については、以下に詳しくまとめています。
》営業の離職率が高い&低い業界を紹介!ブラック企業を見抜く4つの鍵も!

イメージと現実7:接待が多い ⇒ 多い業界も少ない業界もある

「接待が多い」というイメージは、業界によって異なってきます。

たとえば、金融業界のように歴史が長い業界だと接待が多く、IT業界のように歴史が短い業界だと接待が少ない傾向にあります。

しかし、世界的不況に陥ったことから、顧客側はコストに対してかなり厳しい目を持つようになって、複数社で競わせる「コンペ」を導入する企業が多くなってきました。

そういった背景もあり、「飲んで仲良くなっておけば契約できる」という話でもなくなり、徐々に接待の重要度が下がり、接待の回数も少なくなってきているようです。

また、接待があること自体はデメリットだけでなく、以下のようなメリットもあります。

メリットデメリット
・会食のマナーが身につく
・人脈が広がる
・お店の知識が豊富になる
・プライベートの時間が削られる
・体力が削られる
・お金が削られる
営業マン
ただ、そもそもお酒が飲めない人にとっては辛いかもしれませんね。

営業の接待については、以下に詳しくまとめています。
》営業の接待が多い&少ない業界や接待のメリットとデメリットを紹介!

営業としてのキャリアを歩むメリット4選

ここまで読んで「やっぱり営業のイメージは悪いままだな。。」と感じた人もいると思います。

ただし、営業としてのキャリアを歩むメリット(≒やりがい)もあるので理解しておきましょう。

  1. 成果が数字に現れる
  2. 会社を支えていることを実感できる
  3. 人との繋がりが増える
  4. 汎用的なスキルが身につく

私自身がこの中でも特に「営業で良かった!」と思う点は、3の「人との繋がりが増える」と4の「汎用的なスキルが身につく」でした。

「人との繋がりが増える」については、営業は社内、社外の多くの人と関わるため、仕事ができる人をたくさん見たり、一緒に仕事する機会が多くありました。

そのため、「上には上がいるんだな」と自分を鼓舞することができてキャリアアップを図ったり、その人のスキルを盗むことで成長することができました。

次に「汎用的なスキルが身につく」については、「仮説思考力、論理的思考力、確率思考力、PDCA力」といったどの職種でも必要となるスキルが身につくため、食いっぱぐれることはないと思っています。

営業マン
他にも営業の種類毎にやりがいがあるので以下の記事でチェックしてみましょう。

営業のやりがいについては、以下に詳しくまとめています。
》営業はやりがいがない?実態とやりがいを感じない原因と解決策も!

まとめ

この記事では、営業のイメージと現実について紹介しました。

本記事のまとめ

  • 営業のイメージは悪い?:営業に対してはネガティブなイメージを持っている人もいる
  • 営業のイメージと現実は業界(種類)別で異なる:営業は〇〇だ!と決めつけてしまうのは危険。業界(種類)別で理解するべし
  • 営業のイメージと現実を業界(種類)別で7つ解説!:
    • 誰でもできる:「誰でもできる」ではなく「誰でもなれる」
    • ノルマが厳しい:厳しい業界もゆるい業界もある
    • 残業が多い:全体的に全職種の平均値より多いが、業界によっても異なる
    • 休みが少ない:全職種の平均値より多い業界も少ない業界もある
    • 年収が高い:全職種の平均値より高い業界も低い業界もある
    • 離職率が高い:高い業界も低い業界もある
    • 接待が多い:多い業界も少ない業界もある
  • 営業としてのキャリアを歩むメリット4選:①成果が数字に現れる、②会社を支えていることを実感できる、③人との繋がりが増える、④汎用的なスキルが身につく

また、営業の仕事内容の全貌を知りたい方は、是非以下の記事もお読みください。
》営業の仕事内容とは? 10年の経験を基に徹底的に解説します!

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