- なんとなく転職する人っているの?
- なんとなく転職する人の気持ちは?
- なんとなく転職するとどうなるの?
このような悩みに対する記事となります。
私も以下のように1社目⇒2社目で「なんとなく転職」をした経験があるので、「なんとなく転職しても大丈夫かな?」といった不安になる気持ちが分かります。
- 1社目:大手企業(東証一部上場)⇒4年在籍
- 2社目:ベンチャー企業⇒8ヶ月在籍 ☆なんとなく転職を経験
- 3社目:IT企業(東証一部上場)⇒5年(いまここ)
しかし、今ではこの「なんとなく転職」に踏み切ったことで、本当に良かったと思っています。
ここでは、なんとなく転職をした実体験を赤裸々に告白していき、そこから得られた示唆についてご紹介します。
なんとなく転職する人は一定数存在する
私もなんとなく転職をした一人なのですが、大手転職サイトの「転職体験談」を見ると、なんとなく転職する人は一定する存在するようですね。
そして、それらの記事を見ていると、「なんとなく転職は失敗の典型的な例」として挙げられており、「なんとなく転職=悪」と主張されているのがほとんどです。
しかし、私は経験上、なんとなく転職は必ずしも悪ではなく、むしろ次に良い道に進めるための必要なステップだと考えています。
たしかに「なんとなく転職」を単体で見ると失敗(=悪)となってしまうのですが、その失敗をしっかりと反省して次に活かすことが大事なのです。
もちろん、しっかりと自己分析等をして、「私のやりたいことはこれだ!」「行きたい会社はここだ!」となれば、それが一番良いことだと思いますが、そのような答えは私の経験の中にはありませんでした。
なので、1社目から2社目の転職の際は、なんとなく転職をせざるを得ない状況だったのですが、そこで失敗をしっかりと反省したからこそ、3社目で満足のいく会社に巡り合うことができたのです。
なんとなく転職する人の気持ち
私自身、1社目で仕事をしていた際は、以下のような気持ちがありました。
<プラスの気持ち>
- 今とは全く別の業界の仕事を経験してみたい(仕事内容)
- 無形営業の方が自分に合っているかもしれない(仕事内容)
- もっと色々な人に出会ってみたい(人間関係)
- 自分で好きなように仕事を進めたい(文化)
<マイナスの気持ち>
- 今の仕事を楽しむことができない(仕事内容)
- 尊敬できる先輩がいない(人間関係)
- できない先輩より給料が低いのが納得いかない(給与体系)
- 転勤が嫌だ(勤務地)
- 飲み会が多い(人間関係)
当時、明確に「こうしたい!」といったものは、はっきり言って分からなかったのですが、「少しでもプラスの気持ちを満たせて、マイナスの気持ちを取り除けたらいいな」と、まさになんとなく転職を決意しました。
あくまでこれらの気持ちは私の例ではありますが、この記事を読んでいるあなたも似たような気持ちがあり、なんとなく転職を考えているのだと思います。
これからの長い人生を考えると、このような気持ちがある中で、ずっと押し殺して仕事をしている方が損だと思いませんか?

とはいえ、なんとなく転職をするとどうなってしまうのか気になりますよね。
なんとなく転職すると起こること
結論から言うと、給与体系や勤務地等は、事前に確認できるため良い結果になるのですが、仕事内容や人間関係等は、入社してから実際に経験をすることで良い悪いが判断できるので、1回の転職で自分の思った通りに進むことは難しいです。
要は、「この仕事なんか違うな」となってしまう可能性が高くなります。
私の場合は、1社目で工場向けの産業機械を扱う営業(=有形営業)をしていたのですが、その商品自体に全く興味を持つことができず、勉強するモチベーションも湧かなかったので、全く売ることができませんでした。
そこで、1回目の転職では「自分のアイデアを形にできる仕事(=無形営業)」「興味のある教育分野」という条件のもと、研修サービスを提供する人材開発会社へ入社しました。
しかし、「自分のアイデアを形にできる仕事」は自分に合っていたのですが、研修サービスを提供することに全く達成感を感じることができなかったのです。

この経験単体だと失敗に見えますが・・・
なんとなく転職は必要なステップ
「やっぱりなんとなく転職は悪じゃん!」と思った方も多いかもしれませんが、決して悪ではないと考えています。
このなんとなく転職をした後に、悪い結果になってしまった場合は、なぜ悪い結果になってしまったのか原因を探ることで、次に良い結果をもたらすことができるからです。
私の場合は、研修サービスを提供することに達成感を感じられなった原因を探った結果、研修サービスを提供したことによって、相手にもたらせた効果を定量的に測れないことでした。
要は、「研修を受講した人の成績が2から3になりました」といったように効果が分かりづらい領域で、自分の仕事にどれだけの価値があったのかが分からないことに不満がありました。
なので、次は「自分の仕事の効果が見える化できるもの」といった条件が加わり、2回目の転職でIT業界に入り「〇〇を導入すると〇%コスト削減になる」といった提案をできていることに満足しています。
そして、この追加条件を1回目の転職の際に抽出できて、なんとなく転職をすることなく、IT業界へ転職できていたかというと、それは絶対にないと思っています。
これはなんとなく転職をしたからであって、そこから悪い結果になってしまった原因と対策をしっかりと考えることができたからだと思っています。
だから、私にとってはなんとなく転職は悪ではなく、むしろ良い結果をもたらすための必要なステップだと考えているのです。

もちろん、なんとなく転職をすることなく、条件を抽出できればなお良いです。
なんとなく転職へ一歩踏み出すために
ここまで読み進めてきた方は、なんとなく転職=悪ではないことは分かって頂けたかと思います。
むしろ、私のように明確に「やりたいことはこれだ!」といったことはないけど、少しでもプラスの気持ちを満たせて、マイナスの気持ちを取り除きたいのであれば、なんとなく転職をおすすめします。
そして、まず一歩踏み出すためには、なんとなく転職しようとしているプラスの気持ちを満たすかマイナスの気持ちを取り除く求人が、この世の中に存在しているのかを確認しなければなりません。
まとめ
本記事では、なんとなく転職をした実体験を赤裸々に告白していき、そこから得られた示唆について紹介しました。
営業職の転職の方法については、下記の記事でくわしく解説しているので、ぜひ参考にしてください。