- 転職サイトと転職エージェントの違いは何?
- どうやって使い分ければいいの?
- おすすめの転職サイト・転職エージェントは?
このような悩みに対する記事となります。
最近では、様々な特徴を持った転職サイト・転職エージェントが乱立しており、どのサービスを活用すれば良いか分からないですよね。
私自身も以下のように2回の転職を経験し、その際に様々なサービスを使った結果、何をどう使ったいいかをピックアップしてるので、ぜひ参考にしてみてください。
- 1社目:大手商社(4年在籍)⇒ 年収450万円
- 2社目:人材開発会社(8ヶ月在籍)⇒ 年収500万円
- 3社目:IT企業(5年在籍)⇒ 年収1,000万円
ここでは、営業におすすめの転職サイト・エージェントとその活用の仕方についてご紹介します。
営業の転職ステップに関する記事
- 現状の課題と将来の目標の整理
- 自分に合った仕事を選ぶ
- 志望業界・求人の見極め ←今回の記事
- 応募書類の作成
- 面接・選考
- 内定受諾・退職準備
目次
転職サイト・転職エージェントとは?
まずはそもそも転職サイト・転職エージェントがどのようなサービスなのかを理解しましょう。
転職サイト・転職エージェントとは?
- 転職サイト:自ら求人を探して応募~面接まで進めるサービス
- 転職エージェント:キャリアアドバイザーが最適な求人を紹介してくれるサービス
転職サイト
転職サイトは「自ら求人を探して応募~面接まで進めるサービス」になります。
一般的に、さまざまな業界・職種の求人が掲載されていて、求職者が自由に検索・閲覧が可能なものになります。
数多くの求人情報を比較、検討したうえで、転職サイトを通じて手軽に直接応募することができます。
転職エージェント
転職エージェントは「キャリアアドバイザーが最適な求人を紹介してくれるサービス」になります。
転職支援のプロであるキャリアアドバイザーが、企業と求職者の間に立って、希望や条件、将来的な目標などをもとに、最適な求人を紹介してくれます。
また、加えて応募書類の作成や面接等の選考対策や面接の日時調整はもちろん、年収等の条件交渉まで代わりに行ってくれます。
営業職が転職サイト・転職エージェントを活用するメリット
転職サイト・転職エージェントを活用するメリットがそれぞれにあります。
ここでは、そんなメリットについてご紹介します。
営業職が転職サイトを活用するメリット
まずは転職サイトを活用するメリットについては以下の5つがあります。
転職サイトを活用するメリット
- 豊富な求人数
- 自分のペースで転職活動ができる
- 採用に積極的な企業に出会える
- 採用される確率が上がる可能性がある
- 無料で利用できる
メリット1:豊富な求人数
転職エージェントは、担当のキャリアアドバイザーから紹介された求人に限られます。
また、求職者の経歴を踏まえて求人を紹介するため、経験者を対象とした求人が多くなる傾向にあり、さらに求人が絞られる可能性があります。
一方、転職サイトは、掲載されている全ての求人が対象になり、未経験者を対象とした求人も多くあります。
そのため、転職サイトの方が転職エージェントで紹介される求人よりも幅広くなり、かつ、自分で求人を選択できるので納得感が高く感じられるのです。
メリット2:自分のペースで転職活動ができる
転職エージェントは、担当のキャリアアドバイザーと面談を重ねながら進めていきます。
一方で転職サイトは、このような面談は不要で、転職活動を全て自分ひとりで進めることになります。
求人の検索、職務経歴書の作成、応募、企業とのやり取り等、ほとんどの転職活動を転職サイト上で行うことができます。
特に在職中に転職活動をする場合は、現業が忙しいこともあるので、応募のタイミングや面接日程の調整等も自分のペースで進められることはありがたいですね。
メリット3:採用に積極的な企業に出会える
企業は転職サイトに掲載料を払って求人を掲載します。
そのため、求人が掲載されている企業は、採用に積極的であることが分かります。
一方、転職エージェントは求人の掲載料という形ではなく、求職者が入社した時点で年収の3~4割を、企業が紹介手数料として転職エージェントに支払います。
メリット4:採用される確率が上がる可能性がある
企業はなるべくコストをかけずに採用したいと考えています。
メリット3でもお伝えした通り、企業側からすると転職エージェント経由で求職者を採用した場合、求職者の年収の3~4割(年収が500万円であれば150万円~200万円)を支払わなければなりません。
そのため、たとえば転職サイトと転職エージェントの両方から同じレベルの人材が応募してきた場合、企業は採用コストが低い転職サイト経由での求職者を採用する可能性が高いというわけです。
メリット5:無料で利用できる
求職者は転職サイトを無料で利用できます。
これは何度かお伝えしている通り、転職サイトが求職者から収入を得るのではなく、企業側から掲載料という形で収入を得るビジネスモデルとなっているからです。
営業職が転職エージェントを活用するメリット
次に転職エージェントを活用するメリットについては以下の5つがあります。
転職エージェントを活用するメリット
- 希望やスキルにマッチした求人を提案してくれる、企業の内情を把握している
- 非公開求人を紹介してもらえる
- テキパキと転職活動を進められる
- 書類、面接に対するサポートがある
- 企業側へ推薦状を書いてくれる
- 企業との日程調整、条件交渉をしてくれる
- 無料で利用できる
メリット1:希望やスキルにマッチした求人を提案してくれる
転職サイトに登録するだけだと、自分で希望やスキルに合った求人を探すために、色々と業界や企業の研究をしなければなりません。
また、情報の信ぴょう性に欠けたり、情報が不足していて正しい選択ができない可能性があります。
一方、転職エージェントは、給与面や残業の実態など企業の内情に精通したプロが自分にマッチした求人を紹介してくれます。
求人票や企業ホームページ、口コミでは分からない情報を持っていることも転職エージェントの強みなんですね。
メリット2:非公開求人を紹介してもらえる
転職エージェントは、転職サイト等には一般公開されていない非公開求人を紹介してもらえます。
人気企業になると一般公開してしまうと応募が殺到してしまったり、新規ビジネスにおいてまだ世の中に知られたくないポジションがある等の理由で非公開にする場合があります。
応募する求人の幅広げたい!優良企業や人気企業に応募したい!という方は、ぜひとも転職エージェントを活用しましょう。
メリット3:テキパキと転職活動を進められる
転職エージェントに登録すると、専任のキャリアアドバイザーと一緒に転職活動を進めることになります。
そうなると、不安なことがあれば相談することで精神面での支えにもなりますし、尻を叩かれたりもするのでテキパキと転職活動を進めたい方にはおすすめです。
メリット4:書類、面接に対するサポートがある
転職エージェントは、職務経歴書等の書類の添削、面接に向けたサポートも行ってくれます。
キャリアアドバイザーは、自分が応募したい企業はどのような書類が通過しやすいのかといったことをアドバイスしてくれるため、書類の通過率も上がります。
また、面接においては、過去にどのような質問をされたのか、その企業が何を知りたいのかも知っているため、積極的にアドバイスをもらうようにしましょう。
さらに、面接後には企業側と連絡を取り、面接では伝えきれなかった魅力を伝えてフォローをしてくれるため、面接の通過率も上がりやすいです。
メリット5:企業側へ推薦状を書いてくれる
自分で企業に応募すると書類のスキルや経験だけで足切りをされてしまう可能性があります。
また、学歴フィルターや会社名、転職回数などのフィルターを設けていることが多く、機械的に落とされてしまう可能性があるようです。
しかし、転職エージェントは、企業に応募する際に「求職者の強みや魅力」等が書かれた推薦状も併せて送ってくれるため、書類選考の通過率は上がりやすくなります。
メリット6:企業との日程調整、条件交渉をしてくれる
正直、在職中に転職活動をする場合は、企業への応募や面接の日程調整がおろそかになってしまう可能性があります。
また、内定後の年収交渉や入社日等は自分から言い出しづらかったり、交渉事が苦手な人にとっては億劫に感じてしまうこともあります。
しかし、転職エージェントを活用すれば、これらはキャリアアドバイザーが全て代行してくれます。
メリット7:無料で利用できる
転職サイト同様、求職者は転職エージェントを無料で利用できます。
これは転職エージェント経由の求職者が入社した時点で年収の3~4割を、企業が紹介手数料として転職エージェントに支払うビジネスモデルになっているためです。
一人の求職者の採用が決まるたびに企業からまとまった報酬が入るため、求職者は無料で利用できるというわけです。
営業職が転職サイト・転職エージェントを活用するデメリット
これまでは転職サイト・転職エージェントを活用するメリットを見てきました。
次に、逆のデメリットについても知っておきましょう。
営業職が転職サイトを活用するデメリット
まずは転職サイトを活用するデメリットについては以下の4つがあります。
転職サイトを活用するデメリット
- 自分に合う会社かどうかの判断が難しい
- 非公開求人へ応募できない
- 転職活動が長引いてしまう可能性がある
- 転職活動に関する各種サポートが受けられない
デメリット1:自分に合う会社かどうかの判断が難しい
転職サイトでは、求人票に書かれている情報しか得られません。
応募をする前に、社風や雰囲気、残業の実態等、求人票に書かれていない情報を入手することは難しく、実際に応募してみたけど「やっぱり違った」となり、無駄足を踏む可能性もあります。
また、応募をして選考が進んでからも、その企業からリアルな実態を聞けずにモヤモヤとしてしまうこともあります。
このように入手できる情報が限られてしまって、ミスマッチな企業に転職してしまうリスクは残ってしまうでしょう。
デメリット2:非公開求人へ応募できない
転職サイトは確かに豊富な求人数があり、転職サイトによっては3万以上の求人が掲載されているものもあります。
しかし、転職エージェントによってはそれを超える10万以上の求人を保有していることもあり、人気企業等の非公開求人には巡り合えないこともあるでしょう。
そのため、転職サイトだけの利用は自らの歩む道を狭めてしまう可能性があるので注意が必要です。
デメリット3:転職活動が長引いてしまう可能性がある
自分ひとりでの転職活動や転職サイトを活用した転職活動は自分のペースで進められる良さがあります。
しかし、一方で自分に甘えが出てしまいだらだらと転職活動を続けてしまう可能性もあります。
デメリット4:転職活動に関する各種サポートが受けられない
転職サイトを利用する場合は、転職活動のすべてを1人で行わなければいけません。
そうなると、転職エージェントを活用するメリットでもお伝えした「書類、面接に対するサポート」「企業側へ推薦状」「企業との日程調整、内定後の条件交渉を代行」といった各種サポートが受けられないです。
転職に慣れている場合はそれほど問題にならないかもしれませんが、転職初心者の方は選考対策でつまづいてしまうことも少なくありません。
転職活動の進め方に少しでも不安があるならば、転職エージェントも併用したほうがよいでしょう。
営業職が転職エージェントを活用するデメリット
次に転職エージェントを活用するデメリットについては以下の3つがあります。
転職エージェントを活用するデメリット
- 応募できる求人が限られる
- 自分のペースで転職活動を進められない
- キャリアアドバイザーに当たりはずれがある
デメリット1:応募できる求人が限られる
転職サイトや企業サイトから求人を見たり応募することは自分の判断でできます。
しかし、転職エージェントを活用する場合は、そもそも自分自身で求人を見ることができず、キャリアアドバイザーから紹介される求人から選択するのが基本的になります。
また、キャリアアドバイザーがこれまでの自分の経験やスキルから応募できると判断した求人しか紹介してくれないこともあり、応募できる求人がかなり限られてしまう可能性もあります。
デメリット2:自分のペースで転職活動を進められない
転職エージェントは、求人の紹介や応募、面接の日程調整等をキャリアアドバイザーが行ってくれますが、それらを自分のペースで進めることができない可能性があります。
その理由は、転職エージェントは早く求職者を内定に導き、その企業側から成功報酬を得たいと考えているので、色々と決断を急かされることが当たり前なんですよね。
「応募するなら今週までに決めて欲しい」「明日までに面接の候補日をいくつか出して欲しい」等といったように、メールや電話が頻繁に来ることがあるので完全に自分のペースでは進めることができません。
デメリット3:キャリアアドバイザーに当たり外れがある
正直、キャリアアドバイザーには当たり外れがあるんですよ。
私が出会ったキャリアアドバイザーは、面談でコミュニケーション能力の問題なのか話の意図をくみ取れなかったり、伝えている希望条件に合っていない求人が紹介される等の経験をしました。
これはある転職エージェントを活用し始めて間もない頃で、今後もそのキャリアアドバイザーは企業との交渉も上手くできないと思い、別の担当者に変更をお願いすることにしました。
このようにキャリアアドバイザーによっては時間を無駄にしてしまうことがあります。
項目 | 転職サイト | 転職エージェント |
求人とのマッチ度 | 〇採用に積極的な企業に出会える ▲自分に合う会社かどうかの判断が難しい | 〇希望やスキルにマッチした求人を提案してくれる、企業の内情を把握している |
応募できる求人 | 〇豊富な求人数 ▲非公開求人へ応募できない | 〇非公開求人を紹介してもらえる ▲応募できる求人が限られる |
転職活動のペース | 〇自分のペースで転職活動ができる ▲転職活動が長引いてしまう可能性がある | 〇テキパキと転職活動を進められる ▲自分のペースで転職活動を進められない |
転職に関する アドバイス | ▲転職活動に関する各種サポートが受けられない | ▲キャリアアドバイザーに当たりはずれがある |
選考のサポート | 〇採用される確率が上がる可能性がある | 〇書類、面接に対するサポートがある 〇企業側へ推薦状を書いてくれる |
日程調整 条件交渉 | - | 〇企業との日程調整、条件交渉をしてくれる |
費用 | 〇無料で利用できる | 〇無料で利用できる |
営業職が転職サイト・転職エージェントの賢い使い方
転職サイト・転職エージェントにはそれぞれにメリット・デメリットがあるため、「結局どっちをどのように活用すれば良いか分からない」という人も多いと思います。
そこで今回は私自身が実際に使ってみて分かった転職サイト・転職エージェントの活用するコツをご紹介します。
それは「転職サイト」で求人を探して、「転職エージェント」を経由して応募する、という方法です。
具体的には、以下のステップで進めていきます。
- 転職サイト・エージェントに登録する
- 転職サイトで条件に合った求人を検索する
- 気になった求人を転職エージェントに伝える
- 転職エージェント経由から推薦状付きで応募する
この方法は、効率良く自分に合った求人を探せる上、書類・面接選考の通過率は確実に高まります。
まずは、転職サイトを活用して、手軽に自分の気になる求人を探していきます。
しかし、実際に転職サイトから応募しようとすると、学歴フィルターなどによって機械的に落とされてしまったり、転職活動にまつわるサポートがないため効率良く進められない可能性があります。
そのため、転職サイトで気になる求人を見つけたら、転職エージェント経由で応募から面接まで進めていくことで、書類・面接選考の通過率を上げていきます。
このように転職サイト・転職エージェントのそれぞれのメリットを享受でき、それぞれのデメリットを打ち消すことができるので、ぜひ試してみてください。
営業職が転職サイト・転職エージェントを選ぶポイント
ここからは実際に様々ある転職サイトと転職エージェントをどのように選ぶのかについてそのポイントをお伝えします。
転職サイト・エージェントを選ぶポイント
- 転職サイトと転職エージェントの両方に登録する
- 複数のサービスに登録する
- 総合型か特化型のサービスを選ぶ
- 求人数の多いサービスを選ぶ
ポイント1:転職サイト・転職エージェントの両方に登録する
これは先ほどお伝えした通り、転職サイト・転職エージェントのそれぞれのメリットを享受でき、それぞれのデメリットを打ち消すことができるからです。
また、特に転職活動を始めて間もない頃は、転職の目的や希望条件が明確でない場合があり、その状態でいきなり転職エージェントに登録してキャリアアドバイザーからサポートを受けてもあまり意味がありません。
そのため、まずは転職サイトを活用して業界や企業の情報等を集めた上で、転職エージェントを活用することで効率よく転職活動が進められます。
ポイント2:複数のサービスに登録する
転職サイトも転職エージェントも複数のサービスに登録することをおすすめします。
なぜかと言うと、転職を成功させるためには、希望に合う求人とたくさん出会うことが重要だからです。
それぞれの転職サイト・転職エージェントにおいてが独占して持っている求人もあるため、できる限り複数のサービスに登録して選択の幅を増やしていきましょう。
特に、転職エージェントにおいては必ずと言っていいほど複数のサービスに登録をしましょう。
転職エージェントを利用する場合、自分の担当になるキャリアアドバイザーには当たり外れがあり、それによって転職の成功が左右されるからです。
当たりのキャリアアドバイザーに出会う確率を高めるためにもはじめから1社に絞り込まないようにしましょう。
- コミュニケーション能力が低い
- 機械的に求人を紹介してくる
- 求人を紹介する理由がよく分からない
- メールや電話等のレスポンスが遅い
- etc...
ポイント3:総合型か特化型のサービスを選ぶ
転職サイトと転職エージェントには、求人案件を網羅的に抱えている「総合型」と業界・業種・年収などの条件などをある程度絞った「特化型」があります。
簡単に言えば、総合型は、幅広く求人を保有しているので選択肢が広がり、特化型は、求人が絞り込まれているので効率良く求人を探すことができます。
そのため、希望条件がまだ明確でない人であれば、総合型を活用して自分が考えてもみなかった求人を見つけながら希望条件を明確にしていき、特化型で効率良く求人を探すという使い方をしましょう。
総合型と特化型の向いてる人、メリット・デメリットは以下の通りです。
項目 | 総合型 | 特化型 |
向いてる人 | ・希望条件がまだ明確でない人 | ・希望条件がまだ明確な人 |
メリット | ・保有している求人が多い | ・1人ひとりに寄り添ったサポートを受けられる ・領域に特化した専門性の高いサポートを受けられる |
デメリット | ・機械的に求人を紹介される場合がある | ・保有している求人が少ない |
総合型と特化型の主なサービスは以下の通りです。
型 | 転職サイト | 転職エージェント |
総合型 | マイナビ転職 エン転職 | リクルートエージェント |
フリーター/第二新卒 | Re就活 | マイナビジョブ20’s UZUZ(ウズウズ) ハタラクティブ 就職Shop 就職カレッジ |
ハイキャリア | en ミドルの転職 AMBI(アンビ) | リクルートダイレクトスカウト JACリクルートメント クライス&カンパニー |
IT/Web | Green | ワークポート |
女性 | マイナビ転職女性のおしごと エン転職 WOMAN | type女性の転職エージェント |
ポイント4:求人数の多いサービスを選ぶ
求人数が少ない転職サイト・転職エージェントであれば、転職活動の選択肢を狭めてしまうことになってしまいます。
そのため、なるべく求人数の多いサービスを選ぶようにしましょう。
もちろん、「求人数が少ない=ダメなサービス」というわけではなく、ある分野に特化していたり、そのサービスだけが希少性の高い求人を保有しているということもあります。
執筆当時の公開求人数については以下の通りです。
求人数 | 転職サイト | 転職エージェント |
10万件~ | en ミドルの転職 | リクルートエージェント |
5万件~10万件 | AMBI(アンビ) | リクルートダイレクトスカウト ワークポート |
1万件~5万件 | マイナビ転職 Green マイナビ転職女性のおしごと | 就職Shop JACリクルートメント type女性の転職エージェント |
~1万件&非公開 | エン転職 Re就活 エン転職 WOMAN | マイナビジョブ20’s UZUZ(ウズウズ) ハタラクティブ 就職カレッジ クライス&カンパニー |
営業職におすすめの転職サイト・転職エージェント
続いて、以下のタイプ別に分けて、営業職におすすめの転職サイト・転職エージェントを紹介します。
おすすめの転職サイト・転職エージェント
- 全営業職向け
- フリーター/第二新卒向け
- ハイキャリア向け
- IT業界向け
- 女性向け
おすすめ1:全営業職向け
まずは、全営業職におすすめの転職サイト2つと転職エージェント3つを紹介します。
以下の転職サイト、転職エージェントから最低でも一つずつ登録することをおすすめします。
タイプ | サービス名 | サービスの概要 |
転職サイト | リクナビNEXT | 〇公開求人数(営業職) ・約17,000件 〇おすすめのポイント ・公開求人数100,000件以上 ・転職者の半数以上が利用する定番の転職サイト ・大手リクルート社が運営している安心感 |
doda | 〇公開求人数(営業職) ・約40,000件 〇おすすめのポイント ・面接対策などの転職活動に必要なコンテンツが充実 ・転職サイトと転職エージェントの両方の機能あり ・利用できるツール診断が多数 | |
転職 エージェント | リクルートエージェント | 〇公開求人数(営業職) ・約120,000件 〇おすすめのポイント ・「非公開求人」含め、転職サービストップの求人保有数 ・キャリアアドバイザーのサポート品質が高い ・業界・企業情報の提供などの転職サポートも充実 |
doda | 〇公開求人数(営業職) ・約40,000件 〇おすすめのポイント ・面接対策などの転職活動に必要なコンテンツが充実 ・転職サイトと転職エージェントの両方の機能あり ・利用できるツール診断が多数 | |
マイナビエージェント | 〇公開求人数(営業職) ・- 〇おすすめのポイント ・20~30代前半の若手社員への転職支援に強い ・丁寧な面接対策/書類添削のサポートを受けられる ・各業界に精通した専任のアドバイザーがいる | |
おすすめ2:フリーター/第二新卒向け
フリーター/第二新卒向けにおいては、転職サイト3つと転職エージェント5つを紹介します。
いずれも20代の転職支援実績が多数あるサービスで、フリーター/第二新卒においても活躍できる営業職の求人も豊富に保有しています。
タイプ | サービス名 | サービスの特徴 |
転職サイト | マイナビ転職 | 〇公開求人数(営業職) ・約5,000件 〇おすすめのポイント ・20代や第二新卒向けの求人が多い ・スカウト機能を利用し、効率よく転職活動を進められる ・「履歴書添削」「面接ノウハウ」等のサポートが充実 |
エン転職 | 〇公開求人数(営業職) ・約1,600件 〇おすすめのポイント ・大手・優良企業の求人や未経験歓迎の求人が多数 ・企業1社1社を訪問して得た独自の情報を掲載 ・一次面接の内容を把握できる面接対策レポートあり | |
Re就活 | 〇公開求人数(営業職) ・- 〇おすすめのポイント ・20代・第二新卒・既卒向けの求人が中心 ・中小企業やベンチャー企業が中心 ・ビジネスマナーや面接対策などのセミナーも豊富 | |
転職 エージェント | マイナビジョブ20’s | 〇公開求人数(営業職) ・- 〇おすすめのポイント ・20代や第二新卒、既卒者の転職サポートに特化 ・企業から直接スカウトされる機能がある ・20代の未経験で応募できる求人も多い |
UZUZ(ウズウズ) | 〇公開求人数(営業職) ・- 〇おすすめのポイント ・未経験や第二新卒の転職に特化 ・一人あたり約12時間をかける丁寧なサポート ・ブラック企業の求人を排除 | |
ハタラクティブ | 〇公開求人数(営業職) ・- 〇おすすめのポイント ・未経験就職に特化 ・向いている可能性が高い仕事を厳選紹介 ・最短2週間で内定が取れる充実のサポートが受けられる | |
就職Shop | 〇公開求人数(営業職) ・- 〇おすすめのポイント ・リクルートが運営する既卒やフリーター向けの転職サービス ・対面型の就職・転職活動支援サービス ・書類選考が必要ない求人を揃えている | |
就職カレッジ | 〇公開求人数(営業職) ・- 〇おすすめのポイント ・経験の浅い既卒・フリーター向け ・研修を受けてから転職活動できる | |
おすすめ3:ハイキャリア向け
ハイキャリアにおすすめの転職サイトと転職エージェントをそれぞれ3つずつを紹介します。
高年収帯の求人が多く存在するので、まずは登録して確認してみましょう。
タイプ | サービス名 | サービスの特徴 |
転職サイト | ビズリーチ | 〇公開求人数(営業職) ・約10,000件 〇おすすめのポイント ・ミドル向け高年収求人が豊富 ・ヘッドハンターからのアプローチが得られる ・企業からのスカウトが貰える |
en ミドルの転職 | 〇公開求人数(営業職) ・約11,000件 〇おすすめのポイント ・ミドル層のハイクラス向け求人に特化 ・転職エージェントを比較しながら選択可能 ・プロフィールを見て担当コンサルタントの選択が可能 | |
AMBI(アンビ) | 〇公開求人数(営業職) ・- 〇おすすめのポイント ・若手ハイクラスに特化 ・年収帯も600万円程度と高め ・サポート機能も豊富 | |
転職 エージェント | リクルートダイレクトスカウト | 〇公開求人数(営業職) ・約13,000件 〇おすすめのポイント ・ハイクラス求人数が豊富 ・会員登録完了後はスカウトを待つだけでOK ・担当コンサルタントは自分で選ぶことが可能 |
JACリクルートメント | 〇公開求人数(営業職) ・約3,000件 〇おすすめのポイント ・ミドル層の転職者に適したサービス ・コンサルタントの質が高い ・外資系企業・金融系企業のサポートにも強い | |
パソナキャリア | 〇公開求人数(営業職) ・約7,000件 〇おすすめのポイント ・人材派遣領域で業界トップクラスのパソナが運営 ・ユーザーの満足度が高い ・担当は業界や職種毎で、専門性の高いサポートを受けられる | |
クライス&カンパニー | 〇公開求人数(営業職) ・約10,000件 〇おすすめのポイント ・長期的な視点でキャリアのアドバイスをしてくれる ・20代~40代向けのベンチャー求人が豊富 ・キャリアアップを考える求職者におすすめ | |
おすすめ4:IT業界向け
IT業界向けにおいては、それぞれ1つの転職サイトと転職エージェントを紹介します。
IT業界を目指している方は必ず登録をしておきましょう。
タイプ | サービス名 | サービスの特徴 |
転職サイト | Green | 〇公開求人数(営業職) ・約3,000件 〇おすすめのポイント ・IT業界に特化した転職サイト ・企業側がアクティブに使っているためスカウトも多く届く ・アプリ内のメッセージにテンプレがあり効率的 |
転職 エージェント | ワークポート | 〇公開求人数(営業職) ・約12,000件 〇おすすめのポイント ・IT・ゲーム業界への転職に強い ・未経験からの転職におすすめ ・無料の未経験者向けスクールもあり |
おすすめ5:女性向け
最後に、女性におすすめの転職サイトと転職エージェントをそれぞれ2つ紹介します。
特有のライフイベントの影響もあって、転職したいけれどもなかなか踏み出せないという方は、女性の転職に理解があるサービスを活用しましょう。
タイプ | サービス名 | サービスの特徴 |
転職サイト | マイナビ転職女性のおしごと | 〇公開求人数(営業職) ・- 〇おすすめのポイント ・女性を積極採用している企業の求人 ・その中でも求人が多い ・女性のライフステージの変化に沿った求人を紹介している |
エン転職 WOMAN | 〇公開求人数(営業職) ・- 〇おすすめのポイント ・女性の求人に特化 ・企業からスカウトを受けられる ・面接に関するアドバイスを無料で受けられる | |
転職 エージェント | type女性の転職エージェント | 〇公開求人数(営業職) ・- 〇おすすめのポイント ・累計数万人の女性の転職をサポートしてきた実績 ・女性のアドバイザーが多い ・女性のための面接メイクアップサービスもある |
LIBZ(リブズ) | 〇公開求人数(営業職) ・約400件 〇おすすめのポイント ・キャリア志向の女性に特化 ・「在宅ワーク可能」「フレックスタイム制」など条件を絞れる | |
営業職が転職サイト・転職エージェントを利用する流れ
最後に、実際に転職サイト・転職エージェントを利用する際の流れについて解説します。
転職サイト・エージェントを利用する流れ
- 公式サイトから登録を行う
- 転職サイトで求人を探す
- キャリアアドバイザーとの面談前に経歴や希望条件を整理する
- キャリアアドバイザーと面談を行う
- 求人を紹介してもらう
- キャリアアドバイザーを通じて推薦状付きで応募する
- 企業との面接を行う
- 内定&入社準備を行う
ステップ1:公式サイトから登録を行う
まずは公式サイトの申し込みフォームから登録を行います。
先ほどの「営業職が転職サイト・転職エージェントを選ぶ時のポイント」のポイント1,2でお伝えした通り、転職サイトと転職エージェントの両方とそれぞれ複数サービスに登録しましょう。
登録の際は、どのサービスにおいても以下の情報を求められることが一般的なので、項目に沿って入力していましょう。
- 氏名、生年月日、住所
- メールアドレス
- 最終学歴
- 経験業種・職種・会社名
- 経験社数
- 現在の年収
- 保有スキル
- 希望条件(職種・勤務地・年収・転職時期)
まだ転職をするか悩んでいて、求人だけをざっと見てみたいという方は、希望条件の転職時期に「今すぐに転職するつもりはない」と選択すれば問題ありません。
転職エージェントの場合は、登録が終わるとキャリアアドバイザーとの面談についての連絡が来るので、希望する日時や実施方法等を返信しましょう。
以前は対面で面談を行うことが一般的でしたが、近年はweb面談や電話面談も選択できるようになっています。
ステップ2:転職サイトで求人を探す
まずは転職サイトを活用して求人を探しましょう。
総合型のサービス場合は、あえて幅広く検索してみることで意外と興味のない業界にも、相性の良い求人が見つかる可能性があります。
また、スカウト機能があるサービスの場合は、ステップ1で登録した情報に応じて企業からスカウトがくるので、そちらも合わせて検討してみましょう。
そして、ある程度希望条件が絞れてきたのであれば、特化型のサービスも活用してより希望に近い求人がないか見てみましょう。
ステップ3:キャリアアドバイザーとの面談前に経歴や希望条件を整理する
次に、キャリアアドバイザーとの面談になるのですが、面談がスムーズにいくようにこれまでの経歴や希望条件を事前に整理しておきましょう。
これらが全く整理できていない状況で面談に挑んでしまうと、キャリアアドバイザーから自分に合った提案=求人をもらえなくなってしまいます。
たとえば、営業職の場合は以下のような観点で整理するのもありでしょう。
- 企業形態(メーカー営業 /代理店営業/商社営業)
- 扱う商材(有形営業/無形営業)
- 営業方法(ルート営業/新規営業)
- 対象顧客(法人営業/個人営業)
- ノルマ(緩い業界/厳しい業界)
- 残業(多い業界/少ない業界)
- 休み(多い業界/少ない業界)
- 年収(高い業界/低い業界)
ステップ4:キャリアアドバイザーと面談を行う
ステップ2で決めた日時と実施方法にて、1時間程度キャリアアドバイザーとの面談を行います。
面談では主に以下のようなことをヒアリングされます。
- 経歴・スキル
- 前職の入社理由と転職理由
- 希望する業界・職種
- 希望する条件(仕事内容、勤務地、年収等)
また、合わせてステップ2で見つけた求人を紹介してもらえるかを伝えておくようにしましょう。
ステップ5:求人を紹介してもらう
面談の内容をもとに、キャリアアドバイザーが求人を提案してくれます。
その企業の社風や雰囲気、残業の実態等、求人票に書かれていない情報を持っている場合があるので、合わせて聞いてみましょう。
そして、万が一自分が納得のいかない求人を提案された場合は、はっきりと断ったほうが良いです。
ただ理由もなく断るのではなく、なぜ納得がいかなかったのかを合わせて伝えることができれば、それを基に追加で求人を提案してもらうことができます。
ステップ6:キャリアアドバイザーを通じて推薦状付きで応募する
希望の求人があれば応募しましょう。
応募すると言っても自分でやるのではなく、キャリアアドバイザーが応募を代行してくれます。
ただし、履歴書や職務経歴書等の応募書類は自分で書く必要がありますが、それもキャリアアドバイザーがテンプレートを用意してくれたり、具体的な書き方のアドバイスがもらえます。
そして、その用意した応募書類と一緒に推薦状付きで応募してくれることが一般的なので、書類選考の通過率が確実に高まるんですよ。
ステップ7:企業との面接を行う
書類選考が通過したら、いよいよ企業との面接です。
この面接日や面接場所の調整もキャリアアドバイザーが行ってくれます。
過去に応募した方の情報をもとに想定質問を共有してくれたり、質問に対する回答のアドバイスをもらえる場合があるため、事前に確認するようにしましょう。
希望する方には模擬面接も実施してくれます。
ステップ8:内定&入社準備を行う
無事に内定が出たら入社準備を行います。
入社日の調整や給与交渉等もキャリアアドバイザーが行ってくれます。
条件面で納得できないことがあれば、担当キャリアアドバイザーを通じて交渉することも可能です。
また、合わせて現職を退職する際のノウハウも持っていますので、不安なことがあればぜひ相談してみましょう。
まとめ
この記事では、営業におすすめの転職サイト・転職エージェントについて紹介しました。
ぜひ、自分に合ったサービスを選択しましょう。
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