- 営業職に就く前に向いてないか見極めたい!
- 営業に向いてないと感じているがどうしたらいい?
- 辞めたいとなったときの乗り越える方法は?
このような悩みを解決する記事となっています。
私自身の営業経験や周りの人を見てきて、営業に向いてない人の共通の特徴が分かってきました。
また、私も「営業に向いてない・辞めたい」と感じていた一人だったのですが、それを乗り越えることができました。
ここでは、営業に向いてない人の特徴や向いてない・辞めたいとなった場合の乗り越える方法についてご紹介します。
営業に向いてないは甘えではない
結論から言うと、「営業に向いてない!」と言うのは甘えではないです。
別に営業に限った話ではないですが、誰にでも仕事には向き不向きがあるので、向いてない場合は別の仕事に就くことだって考えてもいいのです。
たとえば、元プロ野球選手のイチロー選手がサッカーを選んでいたら、おそらくあそこまでの成果を出せなかったはずであり、やはり自分に合った仕事選びというのが非常に重要になるのです。
しかし、yahoo知恵袋で「営業 向いてない」と検索してみると、以下のように向き不向きの判断基準が分からず悶々としている人もいるようです。
出典:yahoo知恵袋(コメント一部抜粋)
- 営業が向いていないと感じて、辛いです。数年間営業をして、自分に向いていないと感じた理由は以下の通りです。コミュニケーションに疲れる。数字に興味がない。マルチタスクが苦手。営業の醍醐味は、大きな案件を取ること、客先から貴方が担当じゃないとと信頼されることですが、そのどちらも私はあまり喜べないのです。
- 営業が向いていないと考えて、工場やビル管理などの人手不足業界に転職することは逃げの選択肢でしょうか?どんなに辛くても営業職は克服するべきでしょうか?
- 営業職に向いてるか向いてないかわかるのは何年かかりますか?春から社会人になり、営業職なのですがもうきついです。
そのため、次からはその「営業に向いてない」を診断する際の大前提について解説します。
営業に向いてないを診断するときの大前提
営業には以下のように、形態別の「メーカー営業/代理店営業/商社営業」、商材別の「有形営業/無形営業」、方法別の「ルート営業/新規営業」、顧客別の「法人営業/個人営業」と、いくつか種類が存在します。

そして、この営業の種類によっても向いてない人の特徴が大きく変わってくるのです。
そのため、「私は営業には向いてない!」と決めつけてしまうのではなく、営業の種類毎で向いてないかどうかを診断することをおすすめします。
営業に向いてない人の特徴
ここからは、全営業職共通と営業種類・業界別の向いてない人の特徴とで分けて見ていきます。
全営業職共通に向いてない人の特徴
全営業職共通に向いてない人の特徴は以下のものがあります。
- コミュニケーションが苦手な人
- 内向的・受け身な人
- 初動が遅い人
- 一人で悩みを抱えてしまう人
- 個人プレーが好きな人
特徴1:コミュニケーションが苦手な人
コミュニケーション能力は、営業の核となるものとも言えます。
顧客とのコミュニケーションももちろんなんですが、営業は「提案方針はどうするか、価格をいくらで提示するか、契約形態はどうするか」等の社内調整も多く、社内の人とのコミュニケーションも多いです。
また、「ちょっと怖い〇〇さんに電話しなくちゃな」「A社の〇〇部長に提案内容を理解してもらうためにはどう説明しよう」等と、毎日何回、何十回とコミュニケーションを取る場面がやってきますし、あまり気が進まない話をしなくてはならない場面もあります。
コミュニケーション能力は、経験とともに向上していきますが、そもそも苦手意識がある人は難しいかもしれません。
特徴2:内向的・受け身な人
営業は売上目標の達成に向けて動いていかなければなりません。
日々なんとなく過ごしていたら仕事の依頼が舞い降りてきて、知らぬ間に目標を達成していたなんてことは絶対にありません。
目標を達成するためには、そこから逆算して日々どれくらい行動しなければならないのかまでブレイクダウンし、自ら行動していく必要があります。
時には、一日に数十件、数百件のテレアポをしたり、顧客が購入の意思決定ができるようにこちらからプッシュをしたり、受け身であれば何も始まりません。
降ってきた仕事をこなすといった受け身姿勢ではなく、仕事を取ってくるといった能動的な姿勢が必要です。
特徴3:初動が遅い人
「〇〇という要件に対して、提案をしてくれる?」「この商品の〇〇について教えてくれる?」といったように、営業は日々たくさんの依頼が来ます。
それに対して、回答方法を自分で考えたり、自分だけで判断できないものは社内の人に相談したりとしなければなりません。
しかし、「後で時間ができたときに作って考えよう」といって、具体的な行動計画を立てなければ、その間に別の依頼も来てどんどん後回しになってしまいます。
そうなると競合に先を越されてしまったり、顧客の信頼を失ってしまうことに繋がります。
特徴4:一人で悩みを抱えてしまう人
営業は一人でやる仕事だと思われがちですが全く違います。
先ほどお伝えしたように社内調整の仕事も多いですし、特に提案するときは社内の人を巻き込みながら、良い提案を作るためにリードしていかなければなりません。
そのため、自分で悩みを抱え込むのではなく、人に協力を仰いでいく必要があります。

営業一人で頑張るものだと勘違いしている人は多いです。
特徴5:個人プレーが好きな人
これも先ほどの「一人で悩みを抱えてしまう人」に少し似ています。
お伝えした通り、営業は一人で完結する仕事なんてほとんどありません。
そのため、よくチームプレーが好きな人か個人プレーが好きな人かといった分け方がありますが、営業はチームプレーが好きな人の方が向いていると思います。

営業は個人商店ではありません。
メーカー営業に向いてない人の特徴
メーカー営業とは「自社の商品やサービスを直接顧客に売る営業」となります。
メーカー営業に向いてない人の特徴については、以下のようなものがあります。
- 飽き性な人
- 物事を深く突き詰められない人
- 色々な可能性を模索していきたい人
メーカー営業は、基本的に自社の商品やサービスしか扱わないので、飽き性の人には辛いかもしれません。
ただし、顧客の課題を解決できるように商品やサービスのカスタマイズ、あるいは新たに作るといったことを検討することもあるので、普段から物事を深く考える癖がない人は向いてないと言えます。
一方で、自社の商品やサービスに限られる以上、カスタマイズや新たに作るといっても解決策は限られるので、さらに幅広い解決策を考えていきたい人は商社営業の方が向いてるでしょう。
代理店営業に向いてない人の特徴
代理店営業とは「自社の商品やサービスを売ってくれる代理店の開拓やサポートをする営業」となります。
代理店営業に向いてない人の特徴については、以下のようなものがあります。
- 顧客の課題を自分の手で解決したい人
- 人の面倒を見ることが嫌いな人
- バリバリ働いて稼ぎたい人
代理店営業は、直接顧客とコミュニケーションを取って、課題解決に貢献するわけではないので、他の営業と比べると少し毛色が違います。
あくまで代理店の人が自社の商品やサービスを売れるようにサポートすることがメインなので、日々代理店から来る相談や依頼に対応しなければならず、人の面倒を見ることが苦手な人には向いてないかもしれません。
また、厳しいノルマが設定されることもなく、平均年収も低い傾向にあるので、バリバリ働いて稼ぎたい人には合わないと思います。
商社営業に向いてない人の特徴
商社営業とは「他社の商品やサービスを仕入れて顧客に売る営業」となります。
商社営業に向いてない人の特徴については、以下のようなものがあります。
- 一つのやり方にこだわる人
- 新しいことに興味関心がない人
- チームより個人で仕事がしたい人
商社営業は、顧客の課題を解決するための手段は無数に取れるにも関わらず、これまでのやり方に固執してしまっていたら商社の優位性を失ってしまいます。
これまでのやり方に固執することから抜け出すためには、新しいことに興味関心がある人でないと難しいかもしれません。
また、商社はメーカーと顧客との板挟みになり、仕事に関わる関係者が多くなる傾向にあるので、チームより個人で仕事を進めたい人にとっては辛く感じてしまう可能性があります。
有形営業に向いてない人の特徴
有形営業とは「形のある商材を扱う営業」となります。
有形営業に向いてない人の特徴については、以下のようなものがあります。
- 商品知識を身につけるモチベーションがない人
有形営業は商品知識を身につけることが必須となります。
また、一つの商品だけでなく、複数の商品を扱う場合がほとんどであり、かつ、各商品毎で売上目標が決まっているので、自分の全く興味のない商品の知識も身につけて売らなければなりません。
そのため、その商品知識を身につけるモチベーションがないと辛いです。
「〇〇商品が好き」「〇〇商品は本当に便利なものだから世の中に広めたい!」「営業成績でNo.1になってやる!」等、商品知識を身につけなければならないモチベーションがあることが大事です。
単純な商品であれば問題ありませんが、技術など深い知識が必要なものは尚更です。
「そんなことか」と思われるかもしれませんが、これは有形営業時代に私が最も苦労したポイントでした。
無形営業に向いてない人の特徴
無形営業とは「形のない商材を扱う営業」となります。
無形営業に向いてない人の特徴については、以下のようなものがあります。
- 物事を深く考えることが苦手な人
有形営業の場合は、顧客の要望にマッチした商品を選定して提案するので難易度が低くなります。
しかし、無形営業の場合は、顧客の課題に対して、課題解決策そのものを提案するので難易度が高くなります。
顧客の課題を整理するときや課題解決策を検討するときは、仮説思考や論理的思考を駆使しながら物事を整理していく必要があります。
そのため、普段から物事を深く考える癖がない人や考えることが嫌いな人にとっては、かなりレベルの高い仕事だと感じてしまうかもしれません。

一方で、一生使える&どこでも使える思考スキルは身につきます。
ルート営業に向いてない人の特徴
ルート営業とは「既に取引のある顧客に対して、定期的に仕事の依頼を受ける営業」となります。
ルート営業に向いてない人の特徴については、以下のようなものがあります。
- 飽き性な人
- マメではない人
- バリバリ働いて稼ぎたい人
- キャリアアップしたい人
ルート営業は、訪問する顧客、担当者は決まっていて、同じ仕事の繰り返しも多いため、どんどん新しいことに挑戦したい人は苦しいかもしれません。
また、長期に渡って信頼関係を築いていくので、きめ細かい対応ができないと最悪の場合、これまでの先輩達から受け継いできた取引が終わってしまうことがあります。
さらに、仕事の難易度が高くはないので、スキルを高める機会が少なく、年収が高い業界や企業へ転職することが難しくなる可能性が高いです。
新規営業に向いてない人の特徴
新規営業とは「全く取引のない顧客に対して、新しく仕事の依頼を受ける営業」となります。
新規営業に向いてない人の特徴については、以下のようなものがあります。
- 計画を立てるのが苦手な人
- 消極的な人
- ストレス耐性が弱い人
- 失敗から学べない人
新規営業は、厳しいノルマ(=期間と目標数値)が設定されることがほとんどのため、日々なんとなく行動しているようでは到底ノルマを達成することができません。
また、たまたま仕事の依頼が降ってくるといったこともないので、普段から消極的でガツガツ仕事を取りに行く姿勢がないと、全く評価されないといった事態にもなってしまいます。
そして、日々の営業活動をしていると、「間に合っているので結構です!」「他社から購入することに決めました!」と断られることの方が多く、ストレス耐性が弱い人にとっては辛く感じることもあります。
そのような事態を打開していくには、断られた原因を突き止め、次の行動を改善していく姿勢が必要になります。
法人営業に向いてない人の特徴
法人営業とは「企業などの団体が顧客の営業」となります。
法人営業に向いてない人の特徴については、以下のようなものがあります。
- 感情論で物事を語る人
- 個人で仕事を進めたい人
- 計画立てて動けない人
- 探求心がない人
法人は感情より論理で意思決定をするので、何事も感情で物事を語る人は務まらないです。
また、法人営業の場合は、案件の規模が大きくなる傾向にあり、一つの顧客から契約を勝ち取るまでに多くの時間を要するため、契約までにどのような営業活動をするか計画立てて、必要な人を巻き込みながら動かなければなりません。
さらに、顧客のビジネス上の問題が複雑であることが多く、顧客のことを深く調べたり、商品やサービスをより良いものにするための知識のインプットをしたり、物事を深く追求する姿勢がなければ良い価値を提供できないです。
個人営業に向いてない人の特徴
個人営業とは「一般家庭の方が顧客の営業」となります。
個人営業に向いてない人の特徴については、以下のようなものがあります。
- ストレス耐性が弱い人
- チームで仕事を進めたい人
- 残業が少なく、土日祝に休みたい人
- 収入を安定させたい人
個人営業は、相手が本当に自分にとって意味のある・興味のあるものでないと断り、断られる割合も多くなるのでストレス耐性が弱いと務まりません。
また、基本的には顧客へのアプローチからクロージングまでの一連の営業活動を自分一人でこなすので、チームで仕事を進めたい人にとっては向いてないと言えます。
さらに、残業が多く、平日休みで土日祝に働くことが多く、歩合制を採用していることも多く収入が安定しないので、こういったプライベートに関わるような条件面も合わないときついでしょう。

ここまでのまとめです。
種類 | 向いてない人の特徴 |
---|---|
全営業職共通 | ・コミュニケーションが苦手な人 ・受け身な人 ・初動が遅い人 ・一人で悩みを抱えてしまう人 ・個人プレーが好きな人 |
メーカー営業 | ・飽き性な人 ・物事を深く突き詰められない人 ・色々な可能性を模索していきたい人 |
代理店営業 | ・顧客の課題を自分の手で解決したい人 ・人の面倒を見ることが嫌いな人 ・バリバリ働いて稼ぎたい人 |
商社営業 | ・一つのやり方にこだわる人 ・新しいことに興味関心がない人 ・チームより個人で仕事がしたい人 |
有形営業 | ・商品知識を身につけるモチベーションがない |
無形営業 | ・物事を深く考えることが苦手 |
ルート営業 | ・飽き性な人 ・マメではない人 ・バリバリ働いて稼ぎたい人 ・キャリアアップしたい人 |
新規営業 | ・計画を立てるのが苦手な人 ・消極的な人 ・ストレス耐性が弱い人 ・失敗から学べない人 |
法人営業 | ・感情論で物事を語る人 ・個人で仕事を進めたい人 ・計画立てて動けない人 ・探求心がない人 |
個人営業 | ・ストレス耐性が弱い人 ・チームで仕事を進めたい人 ・残業が少なく、土日祝に休みたい人 ・収入を安定させたい人 |
営業に向いてないと感じる原因
これまで紹介してきた営業に向いてない人の特徴のどれかに当てはまっていても、努力をすることでバリバリ成果を出せるようになる人だっています。
しかし、一方で、先ほどの営業に向いてない人の特徴に当てはまっていたために、「やっぱり私には営業に向いてない」となってしまうこともあります。
では、何が原因で営業に向いてないと思ってしまうのでしょうか。
- 営業成績が悪い
- スキルが身につかない
- 仕事・環境のミスマッチ
原因1:営業成績が悪い
これはまず最初に出くわす壁かと思います。
「ノルマを達成できない」「案件を受注できない」「契約が取れない」などなど。。。
これらは誰でも最初からできないものですが、長期的にできない状況が続いて営業成績が悪いままだと、「営業を辞めたい」と感じてしまうのです。
日々頑張っているのに成績が悪いままということであれば、何か対策を打つ必要があります。
原因2:スキルが身につかない
これは原因1の「営業成績が悪い」と密接に関わります。
経験が浅いうちは営業成績が悪いのは当たり前で、営業成績が良くなるまでに数年かかることもあります。
そのため、すぐに営業成績が良くならなくとも、「アポが取れるようになってきた」「プレゼンがスムーズになってきた」「先輩から褒められるようになった」等と、少しずつスキルが身についた感覚を得られるだけでも成長していることは間違いありません。
しかし、一方で、経験を積み重ねていっても、なかなかスキルが身についた感覚を得られない人もいるでしょう。

そうなると当たり前ですが、営業を辞めたいと感じてしまいます。
原因3:仕事・環境のミスマッチ
「自分のやりたいことに合ってない」「人間関係が合わない」「社風に合っていない」などです。
あなたの価値観と仕事や環境が合っていないために、向いてないと感じてしまう可能性があるということです。
これは経験があるかもしれませんが、自分の価値観と合っていない人、部活、研究室、塾等は、どう頑張ったとしても成績がイマイチだったり、そもそも頑張ることすらできないことがあります。
自分が身を置く環境を誤ってしまうと致命的であり、この選択が上手くできていない人が多くいるように感じます。
営業に向いてないと感じたまま働き続ける末路
営業に向いてないと感じたまま働き続けるとどのようになってしまうのでしょうか。
以下2つの代表的な例を見てみましょう。
- 価値が低い人間になる
- 精神的に辛くなる
末路1:価値が低い人間になる
営業に向いてないと感じているということは、営業成績も悪く、スキルが身についてない状態が続いている可能性が高いです。
そうなると、価値が低い人間になってしまい、給料などの待遇も悪いままになってしまいます。
また、その状態で次の職場を探そうとしてもなかなか採用されず、採用されたとしても今より良い条件の職場を見つけることができません。
結果、生活することも厳しくなり、家族を養うことが難しくなるなんてこともありえるでしょう。
末路2:精神的に辛くなる
営業に向いてないと感じたまま働き続けることは、毎日ものすごくストレスを感じながら生きていくことになります。
毎日ストレスを感じている状態が続くと、いずれうつ障害やパニック障害といった精神病を患うことにも繋がります。
そして、精神病を一度患ってしまうと、営業職に限らずどのような仕事であっても取り組むことができなくなってしまう可能性もあるのです。
そうなると、収入を得ることが難しくなり、末路1よりさらに生活が苦しくなってしまうでしょう。
営業に向いてないと感じたときの解決策
営業に向いてないと感じたまま働き続けるのは良くありません。
ただし、向いてないと感じて退職・転職をするのも一つの手ではありますが、すぐに実行に移してしまうのは危険です。
まずは今の職場でできることも考えた上で、どう行動するかを検討するようにしましょう。
- スキルアップ、正しく営業をする
- 自分に合った営業に転職する
- 営業以外の職種へ異動・転職する
解決策1:スキルアップ、正しく営業をする
これは「営業に向いてないと感じる原因」の原因1,2の「営業成績が悪い」「スキルが身につかない」に対する打ち手になります。
営業という仕事ができるようになるためには、スキルアップと正しい営業フローで行動することが重要であると考えています。
営業の流れ | 仮説思考力 | 論理的思考力 | 確率思考力 | PDCA力 |
---|---|---|---|---|
1.リスト選定 | ◎ | 〇 | ー | 〇 |
2.ニーズの仮説構築 | ◎ | ◎ | ー | 〇 |
3.アプローチ | 〇 | 〇 | ー | 〇 |
4.面談 | 〇 | 〇 | ー | 〇 |
5.プレゼン・クロージング | 〇 | ◎ | ー | 〇 |
6.見込み顧客管理 | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 |
私自身もかつては我流で営業活動をしていて全く成果が上がりませんでしたが、これらを理解・実践していくことで徐々に成果が出てくると、営業という仕事が楽しくなってきました。
解決策2:自分に合った営業に転職する
これは「営業に向いてないと感じる原因」の原因3の「仕事・環境のミスマッチ」に対する打ち手になります。
先にお伝えした通り、営業には大きく形態別の「メーカー営業/代理店営業/商社営業」、商材別の「有形営業/無形営業」、方法別の「ルート営業/新規営業」、顧客別の「法人営業/個人営業」があります。
私の場合、最初は有形営業の仕事をしていたのですが、全く自社の商品に興味を持つことができなくて、仕事へのモチベーションも下がってしまい、営業成績も良くありませんでした。
また、合わせて自社商品の知識に依存してしまうことで、市場から求められる価値が低くなってしまうのではないかという不安があり、まさに「営業に向いてない」と感じていました。
そこで、無形営業に転職することを決意し、今では自分のやっている仕事に誇りを持って日々過ごすことができ、毎日が楽しく仕事ができています。
この経験も踏まえると、自分に合った営業(仕事)をすることがいかに重要であるかがお分かりいただけると思います。
解決策3:営業以外の職種へ異動・転職する
これは最終手段にしましょう。
- 全力で営業という仕事に向き合いましたか?
- スキルアップのために努力しました?
- 上手くいかなかったときは色々と試行錯誤をしてみましたか?
このあたりの問いに対して答えが「No」であるならば、すぐに営業以外の職種へ異動・転職することは辞めましょう。
努力してないのに「営業に向いてない」というのは都合が良すぎで、他の職種に変わってもまた同じ理由で悩んでしまうはずです。
私自身も最初は大して努力もしてない状態で「営業に向いてない」と思っていた時期がありましたが、真剣に営業という仕事に向き合うことで「営業に向いてない」のではなく、ただ努力が足りないだけということがわかりました。
ただし、色々と努力した上で状況が一向に改善しないのであれば、営業以外の職種へ異動・転職するのは良い選択であると思います。

最低でも1,2年は経験しないと判断は難しいかもしれません。
営業に向いてないは転職理由にしてはいけない
最後に、営業に向いてないと感じたときの解決策として、最終的に転職を選択した場合の注意点をお伝えします。
この場合、自分の内に秘めたものとして「向いてないから転職しよう」は全く問題ありません。
しかし、転職活動する上で、応募する企業に対して「転職する理由は向いてないと感じたから」と伝えるのは絶対にダメです。
そのような伝え方をしてしまうと、また向いてないを理由に転職をしてしまい会社に長く貢献してくれないのではないか、と思われて採用される確率が低くなってしまうからです。
そのため、「〇〇を成し遂げたいと思うようになった」「〇〇の方が力を発揮できると思った」等と、前向きな転職理由を伝えるようにしましょう。
まとめ
本記事では、営業に向いてない人の特徴と辞めたいとなった場合の乗り越える方法について紹介しました。

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